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全二巻を通じて十七章中、本書第一巻には第一章から第八章までが収められており、最初の三章はシャーマーによる「懐疑主義の総括」といった趣となっているが、第一章、シャーマー自身がニセ科学に騙されていた頃の体験談が面白い。第四章から実際の事例に入るわけだが、ここでもやはりシャーマー自身の体験による超能力の摘発が面白かった。
全編に渡ってかなり抑制の利いた文章で、笑い飛ばしながら読み進めたいという向きにはガードナーの「奇妙な論理」の方がよろしいが、ニセ科学はあの手この手で常に増殖する機会をうかがっている。ガードナー、セーガンを読み終えたら次はこの本を読んで怠りのなきように。
この本はそういった彼の集大成と言うべきもので、様々な擬似科学、
オカルティックなものに対して、具体例を用いて一つ一つ丁寧に
批判を加えている。内容的にはカール・セーガン博士の遺稿である
"The Demon-Haunted World"に重なる部分もあるが、90年代になっても
相変わらず昔と同じようなことをやってる怪しげな連中の傾向を知るには
良い本だ。
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