難しそうな本に見えますが、農業ビジネスのからくりを具体的な例を挙げて説明しているので、大人であれば誰にでも理解できます。(最後のほうは私も難しくてちょっと飛ばしてしまいましたが)いままでに一度でもタイトルのような疑問を持った事のある人には是非読んでもらいたい良書です。
第3国の貧困は、干ばつや、高い出生率によるものではなく、先進国の暴力的な詐取による「人災」であると本書は述べています。我々日本人も、彼らを貧困におとしめている加害者のひとりというわけです。今までユニセフや赤十字に募金を続けながら「これで本当に貧困が救えるのだろうか」と漠然とした不安を抱いてきた私は、本書によって少しだけ視野が開けた気がしました。
まとめの章で著者は「あなたにできること」の一つとして、本書の著作権侵害をどんどんしてほしい、と述べています。つまり、もし本書に共感を得たなら、その抜粋なり要約なりをどんどん広めて欲しいのだと。私も自分なりに、著者の意志を継いでいきたいと思います。