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なぜリーダーは「失敗」を認められないのか―現実に向き合うための8の教訓
 
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なぜリーダーは「失敗」を認められないのか―現実に向き合うための8の教訓 [単行本(ソフトカバー)]

リチャード S テドロー , 土方 奈美
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (16件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

避けられる失敗を、なぜ犯すのか。失敗したことをなぜ認めないのか? 現実を認めない態度が、企業を破滅へと導くさまを歴史的事例から解き明かし、それを避けるためにリーダーが取るべき行動を8の教訓と共に説く。

内容(「BOOK」データベースより)

頭も良く、学歴も立派で、輝かしい経歴を持ち、切れ者の部下を抱える企業トップが、なぜ目の前の「現実」を認められないのか?なぜ優秀な経営者でも、ゴマすり社員とイエスマンに囲まれると、「老害」となるまで社長の椅子にこだわってしまうのか?ハーバード・ビジネススクールの著名教授が、「否認」が原因で危機に陥った有名企業の事例を解き明かし、それを避けるためにリーダーが取るべき行動と「不都合な真実」を受け入れるための8つの教訓を説く。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 362ページ
  • 出版社: 日本経済新聞出版社 (2011/1/25)
  • ISBN-10: 4532316790
  • ISBN-13: 978-4532316792
  • 発売日: 2011/1/25
  • 商品の寸法: 19.4 x 13.6 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (16件のカスタマーレビュー)
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15 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 殿堂入りレビュアー トップ10レビュアー VINE™ メンバー
本書の冒頭の「はじめに」で、「否認」がもたらす危険性が唱えられていて、非常に説得力がある。
「目の前の現実を認めない」という態度=「否認」が危機の原因だという。
「否認」の本質は、「明白な事実と向き合いたくないから無視すること」と書かれてあり、そういった心理状態は誰にでも経験があり、陥りやすい心理だからこそ理解しやすい。
本書は、具体的にフォード社、タイヤ業界の各社、デュポン社等を実例にあげ、第一部で「現実を見誤る」、第二部で「真実を見極める」の2部構成で企業や経営者が本来「避けられた失敗、また当然避けるべきであった失敗を犯すケース」が紹介されていた。

本書の中の8つの教訓は、「経営者・企業」にとどまらず、政府関係者・東電関係者達にも大震災・福島原発問題が起きている今だからこそ訴えたい教訓と思えたので、そのまま引用して書かせていただく。

1.手遅れになるまで危機をもたない
2・事実を曲解しても、待ち受ける現実は変わらない
3.権力は人を狂わせる
4.経営陣は、悪い知らせを聞く耳を持つ
5.長期的な視野に立つ
6.バカにしたり、歪曲した言葉遣いには要注意
7.隠すことなく真実を語る
8.失敗は、常識に囚われることから始まる

本書内に書かれている重要な言葉やセンテンスは、太字で強調されていて、翻訳もののビジネス書としては大変読みやすいし理解しやすかった。
専門用語の多用や難解な言い回しも少なく、良書だと思う。
企業経営者の方だけにとどまらず、人生の指南書としても、人間性を磨くための書として読んでも役に立つような気がする。
「木を見て森を見ず」という言葉が、本書を読んでいたら思わず浮かんだ。
このレビューは参考になりましたか?
14 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Ryu トップ1000レビュアー
 クリステンセンが1995年に発表した「イノベーションのジレンマ」は自社の成功した製品やサービスを根本から覆す破壊的なイノベーションがなぜ内部から発生しないかを考察した非常に興味深い論文で、成功企業は現在の顧客満足の最大化に走ってしまうために既存顧客を破壊してしまうイノベーションが起こりにくいということを教えてくれました。しかしもう一つの現実として、認識しているとはいえ、社内的にそれを否認、無視してしまうために過小評価してしまうという別の側面も大きな要因として考えられます。

 本書では、その内部的要因を深く掘り下げ、フォードT型、IBM360、コカコーラなどのおなじみの失敗事例の裏でどのような現状否認が行われ、取り返しのつかない失敗が起こった背景を、当時のリーダのおかれた立場と社内外の状況に照らし合わせて詳細に紹介しています。

 大きな成功をすればするほど、あえてリスクをとらない体質になってしまうことはやむを得ないのかもしれません。そのためほとんどの会社が存続の危機的状況に陥らないと新たな施策を採用できないというものうなずけます。この危機を回避できたほとんどの企業は、しがらみのない全く外部の人間が経営の指揮を執らせますが、このことは、成功したリーダーたちが客観的に市場を見るということがどれだけ難しいかの裏返しだと考えられます。

 単なる経営戦略的な側面で読むと、既存の事例としてよく聞く話で終わりますが、リーダーシップ論としての側面で考えると、市場を客観的に見て、今起こっていることを率直に受け止め、現在の成功に常に疑問を投げかける対応が必要であることがよく理解できると同時に、同じ状況に身を置いた場合このことがどれだけ難しいかということも本書を読むと身にしみてよくわかります。

 具体的な指針などは何も示されていませんが、本書を知っているのと知らないのでは大きな違いが出てくると思います。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
一部要約 2011/6/11
グループによる議論でよく見られる悪い兆候

・自分達が誤るはずがないという幻想
・自分達の前提の見直しを求めるようなデータの拒否や正当化
・共同幻想を覆すような反対意見の抑圧
・集団による反対意見の自主検閲
・自分達の前提を覆す情報から自らを守る精神的番人の存在
・ライバルを侮辱的に見る

市場で支配的な立場にある人々は、たいてい新しいテクノロジーを馬鹿にしがちである。

1960年代半ばまでのバイアスタイヤの耐久性は約2万キロで、新たに開発されたラジアルタイヤは6万4000キロだった。しかし、アメリカのタイヤメーカーは、新しいものに対して人間特有の兆候を出した。新製品を馬鹿にしたのである。つまり、ラジアルタイヤは顧客には良くても、既存勢力にとっては都合の悪いものだった。

ラジアルタイヤはそれまでのタイヤ工場では製造できなかった。1970年代初頭、工場をラジアルタイヤ用に転換するには、6〜9億ドルの費用が必要だった。さらに従業員の教育も必要である。その結果、ラジアルタイヤは業界のコストを増やし、生産量を減らすものと考えられた。

ジョン・メイナード・ケインズ
「堅実な銀行家とは残念ながら、危険を予見して回避する人間ではなく、破滅する時は誰にも責められないように、仲間と一緒に型どおりの方法で破滅する人達である」
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最近のカスタマーレビュー
栄枯盛衰は世の習い・・・、とはいえ衝撃的
ジム・コリンズ大絶賛だけあって面白い!

ただし、タイトルは頂けないですねー... 続きを読む
投稿日: 3か月前 投稿者: nonsense
否認の箱から外に出る
... 続きを読む
投稿日: 5か月前 投稿者: Gundam
まさしく砂の中のダチョウ
砂の中に頭を突っ込んでいるダチョウの絵を見たことがあると思います。
危険を見ないふりして、過ぎ去るのを待っているふりとして例えられます。... 続きを読む
投稿日: 10か月前 投稿者: 河岸宏和
「否認」という行動
原題は「Denial」(否認)とある通り、著名な米国企業が成功の後に失敗に至る原因として経営者の「否認」を挙げ、その研究を纏めたものである。例えば、フォードの「モ... 続きを読む
投稿日: 11か月前 投稿者: hbspmd
ただの結果論でしょう。
「否認」という言葉をキーにして、「否認」により過去に失敗を犯してきた(あるいは「否認」を回避すること... 続きを読む
投稿日: 11か月前 投稿者: 読書大好き少年
要するにプライドの問題
福島原発事故にみる東京電力や政府の対応を省みるまでもなく、リーダーでない者からみればそれほど困難なことではない、「失敗」を認めることが、なぜリーダー達はできないの... 続きを読む
投稿日: 12か月前 投稿者: Secondopinion
切り口を「否認」にした内容
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投稿日: 12か月前 投稿者: powder1000
タイトルからイメージしてた内容から完全に期待はずれ
タイトルにある「なぜ(Why)」の掘り下げが無い。行動心理学的な内容を期待していたので、肩すかしを食らった感じがする。畑村... 続きを読む
投稿日: 12か月前 投稿者: star☆platinum
立ち向かわなければ何も変えることができない
フォード、ジョンソン・エンド・ジョンソン等、それぞれが本になったり雑誌で取り上げられてきた実例をベースに、そこから学ぶべき教訓を「否認」という現象を通して語られて... 続きを読む
投稿日: 12か月前 投稿者: benkeiu
「リーダー」はこの本を読んでも、自分が当の間違いを認めない「リーダー」だとは気づかないだろう
直視しなければならない現実をなぜ「リーダー」たちは否認するのか。
それは繰り返し起こってきたことで、理由を云々する事はもう必要ない。... 続きを読む
投稿日: 13か月前 投稿者: Gori
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