本書では,モチベーションを構成する6つの要素である「才能・特技」「ビジョン・目標」「内的モチベーション」「外的モチベーション」「人間関係」「環境設定」のそれぞれについて,これらが如何にモチベーションを向上し,そして下げるかということを述べています.
しかしながら,本書の評価は,自分のモチベーションを高めるために読むか,リーダの立場として部下のモチベーションを高めるために読むかによって分かれるでしょう.自分のモチベーションを高めるために読む場合,上記の6要素のうち「ビジョン・目標」「外的モチベーション」「人間関係」はコントロールすることは難しく,マイナス要素として作用します.本書では,自分でコントロールできることとできないことを明確に区別し受け入れることでストレスを減らし,その結果マイナス要素を弱めることで対処すべきとしていますが,当然のことながら,本書はこれらの解決方法は提示してくれません.一方,リーダの立場として読むと,これらの自分ではコントロールできない要因に対してもいろいろと打つ手はありそうです.
本文自体は2,3時間で読めてしまいますが,ところどころにチェックシートが用意されていますので,これらを使いながら読んでいくと,いろいろとおもしろい発見ができるかもしれません.