窮地にあったダンロップからどのように「XXIO」が生まれたかを綴ったルポルタージュ。
開発で重視したのは「構えたときのしっくり感」だといいます。しっくりと構えられれば気持ちよくスイングでき、ナイスショットが増える。技術面ばかりがうんぬんされがちな開発の現場でも、メンタル面への配慮が大ヒットクラブを生んだところに、ゴルフにおけるメンタルの重要性を改めて感じました。
「XXIO」という変わったネーミングの由来なども興味深く、読後には、なんとなしに使っていた「XXIO」に愛着がわいたのですから、悪くない本なのでしょう。
ただ、普段から疑問を感じているクラブの価格設定のされ方や開発費、原価といった使用者がとても知りたい点についてはまったく述べられていません。美談にとどまっているのが残念なところです。