タイトルの「失敗」とは、主に人間関係の失敗のことです。
相手も情況も違うのに、なぜか同じような場面で話がこじれたり、
気まずくなってしまうという「対人関係の悪いクセ」がなぜ起きるのか、
そして、どうやったらクセを解消できるのかを
心理学の交流分析の理論をもとに解説しています。
軽いタッチで読みやすいうえ、対人関係を見直す練習シートなども付いています。
実際にコミュニケーションに齟齬が起きた場面で「これは本に出ていた、このパターンだな」などと考えると
頭に血がのぼるのが防げるし、客観的に判断ができるような気がします。なかなか有益な本でした。
また、親から条件付きのストローク、すなわち
「よい子にしていればなでられる」「テストで100点を取ったらほめられる」
「お手伝いをしたらお小遣いをもらえる」というような接し方ばかりされた子は
やがて叱られたりけなされたりするような、自虐的な行動を取るようになるという話も興味深かったです。
最近、おとなしい良い子が突然キレたり犯罪を犯すケースが多いと聞きますが、
その原因の一つかもしれない、などと思いました。