書店で、平積みになっている本書を見て「話さなくても会話をはずませるノウハウが載っている魔法の本」と思って買ってしまった馬鹿な私。この本のタイトルは「なぜか、いつも会話がはずまない人へ」です。
本書の中身は、実はノウハウなどではなく、生き方の指南本です。本書で取り上げられる会話術の多くは、どこかで読んだり聞いたりしたことのあることばかりで必ずしも新鮮味はなく、ちりばめられたエピソードはあまりにも取り留めなくばらまかれています。
しかし、この本の狙いは、会話を切り口として人生をより楽しく実り多い物として生きていくためにはどうすべきか、ということみたいです。本書では特に、他人との関係をどううまく取り結ぶかが主題ですが、最終的な結論は「自分が変わることが、相手を変える最良の方法」とのことですので、かなり道のりは遠そうです。
中谷彰宏を読んで感動できる人なら、本書を読んでみてもいいのではないでしょうか。