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なぜ、Linuxなのか?―フリーソフトウェアムーブメントの挑戦
 
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なぜ、Linuxなのか?―フリーソフトウェアムーブメントの挑戦 [単行本]

ピーター ウェイナー , Peter Wayner , 星 睦
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

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マイクロソフトのウィンドウズは市場に出回るPCの大半に搭載されている。では、ライバルとなり得るOSは何だろうか。MacOSにしろ、BeOSにしろ、商用のOSでマイクロソフトのシェアを脅かすようなものは今のところ存在しない。

ただひとつ敵対し得るOS、それはLinuxと目されている。それはウィンドウズのように企業が商用として開発してきたOSとはまったく異なる、フリーソフト文化のひとつの結晶である。デスクトップではあまり目にすることはないが、サーバーの世界ではLinuxのシェアは急速に伸びている。ウィンドウズより高い安定性、先進性を持ち、バグやセキュリティホールが見つかればすぐさま改良されたカーネルが配布されるといった対応の速さは、商用OSをはるかにしのぐ。いまやGNOMEやKDEといったGUIベースの環境を備え、操作環境はウィンドウズにせまりながらその基本的な部分は無料もしくはきわめて安価である。

本書は商用のソフトを凌駕するフリーソフトの文化を生み出した人物と背景、そしてフリーソフト文化の本質を記したものである。彼らはいったい何を目指し、何を望み、そしてどのような活動をしてきたのか? フリーソフト文化はどこで誕生し、どのように発展してきたのか? 本書はさまざまな側面からフリーソフト文化を解説することを試みている。「愛」「企業」「お金」「イメージ」…これらのキーワードがフリーソフト文化を支えているものを浮き彫りにしていく。徹底的なフリーソフトの環境を望んだストールマンの活動やリーナス・トーバルズの単なる趣味から始まったLinuxの歴史など事実をもとにした内容は非常にわかりやすく、そしてエキサイティングである。

本書は決して盲目的にフリーソフト文化を賛美したり、特定の企業を攻撃したりするような内容ではない。あくまで客観的な視点を崩さず、フリーソフト文化を分析している点において優れていると言える。本書をとおしてフリーソフト文化の本質、意味、背景、魅力を十分に知ることができるだろう。そしてなぜLinuxがウィンドウズを脅かし得るのかを理解できるだろう。企業によらないもうひとつのソフトウェアの世界を知ることのできる1冊だ。(斎藤牧人)

ブックレビュー社

なぜ、Linuxなのか? フリーソフトウェアムーブメントの挑戦
 Linuxの普及によって広く知られるようになった「オープン・ソース」というムーブメント(運動)の背景と意義を,1970年代にまでさかのぼって説き起こした一冊。学生時代にソース・コードを公開した経験をもつ著者が,オープン・ソースの世界を先導する人々の考え方や日常の仕事ぶりを,綿密な取材に基づいて紹介している。

 オープン・ソースは,現金とは異なる何らかの富を生み出すものであり,政治的あるいは法的な障害を乗り越えて,最終的にはマイクロソフトに代表される営利企業に勝利する,と著者はいう。訳者も指摘しているように,一貫性に欠ける記述がある点が残念。似た内容の書籍はあったが,読み逃してきた人には一読を薦めたい。


(日経コンピュータ 2001/05/07 Copyright2000 ブックレビュー社.All rights reserved.)


登録情報

  • 単行本: 346ページ
  • 出版社: アスキー (2001/03)
  • ISBN-10: 4756137652
  • ISBN-13: 978-4756137654
  • 発売日: 2001/03
  • 商品の寸法: 19.6 x 13.2 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 1,108,037位 (本のベストセラーを見る)
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5つ星のうち 4.0 オープンソフトウェアムーブメント = 自由をめぐる一つの文化活動, 2003/2/22
レビュー対象商品: なぜ、Linuxなのか?―フリーソフトウェアムーブメントの挑戦 (単行本)
『なぜ、Linuxなのか?』というタイトルが付けられていますが、本書はLinuxの成功物語ではありません。原題は''Free for All''。Linuxに限らずオープンソフトウェアムーブメント全般ついて書かれています。
興味深いところはオープンソフトウェアムーブメントについて「愛」「自由」「お金」「企業」といったさまざまな側面から検討されているということです。つまりオープンソフトウェア活動が一つの文化として捉えられているのです。
「お金」ではフリーなGCCコンパイラのサポートで成功したCygnusの事例が取り上げられています。「企業」では、オープンソースウェアから利益を得ようとする企業と、企業に取り込まれないよう警戒しつつも企業から人や資金やコンピュータなどを得ようとするオープンソフトウェア団体の関わり合いが、具体的にApache Software FoundationとIBM社の関係が説明されています。「愛」ではオープンソフトウェアに関わる人たちが一枚岩ではないこと、彼らの確執が描かれています。他にも「大学」ではBSD UNIXとAT&Tを巡る裁判が泥沼化し、その裁判の最中にリーナス・トーバルズがLinuxを開発・成長させていく様を見て取れます。
フリーソフトウェアムーブメントを文化として捉え、それをアメリカ独立宣言と同等のものと見なしている本書は大変興味深いものです。本書では技術用語も登場しますが、巻末には技術用語解説もあり、コンピュータに詳しくない人でも読むことはできます。最近なぜLinuxが流行っているの?オープンソフトウェアが流行っているが具体的にどういう活動なんだろう?という疑問を持つ人にはぜひおすすめしたい一冊です。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 心地よい 気持ちを 味わえます, 2005/7/22
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レビュー対象商品: なぜ、Linuxなのか?―フリーソフトウェアムーブメントの挑戦 (単行本)
本書は、オープン・ソース・ソフト の 恩恵を 受けている 皆さんにとって、これまでに得ていた 情報を、開発者の立場から 整理して、読ませてくれます。
古くから、EMACS や TCP/IP あるいは Linux に 馴染んでいる 人は、著者を、親しい 友人のように 感じることでしょう。
少し 前の 発行なので 最近の 情報は ありませんが、オープン・ソース を 育ててきた 人を 中心に ビル・ゲイツ さえ 公平に 扱っています。
最終章の 「未来」では、特許制度を 利用した 攻撃に対する 対応を 見通し、オープン・ソース 文化 と いうべき 世界を 期待しています。
オープン・ソース・ソフト を 愛好する 皆さんに お勧めします。
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