事例は『ハリー・ポッターと賢者の石』、映画『アメリ』、藤圭子のデビュー曲、『なめらかプリン』など計11例。商品の直接的なパブリシティで成功したケースだけでなく、自らのテレビ出演で店の信頼度も高めた『監獄レストラン』の安田社長、ドラマ『ホテル』の撮影舞台に名乗りを上げて集客につなげたヒルトン東京ベイなどのケースも取り上げている。
企業側の仕掛けにマスコミや顧客がどのように動いたかを簡単な図にしており、どのタイミングでプレスリリースを打ったかなどがひと目でわかる。内容の大部分は、「仕掛け人」へのインタビューをもとに書きおこしており、各人が手掛けたリリースの内容や送り先の工夫、マスコミの人脈づくり、プレスリリースに「ストーリー」を盛り込むノウハウなどが学べる。
本書ではこのほかに、販促広報の4ステップ、自社媒体やホームページなどのメディア戦略、プレスリリースの書き方、「企画型プレスリリース」などを解説している。「全部無料」とはいうものの相当な労力を要したり、内容がともなわないものにマスコミもなびかないことが想像できたりして、著者が言うほど簡単にはいかないように思えるが、広告を打つ余裕のない企業にとっては、やはり耳よりのノウハウだろう。マスコミを意識することで、自社の商品やサービスを見つめ直す良い機会にもなるはずだ。(棚上 勉)
登録情報
|
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
ヒットを読み解く書。,
By
レビュー対象商品: なぜ、あの商品だけ大ヒットしたのか! (単行本)
認知度と信頼度。当たり前のことに気づかせてくれます。 大企業にいると、目に見えない信頼の恩恵を授かっていることを
11 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
大企業宣伝部員も読んだほうがよい。,
By
レビュー対象商品: なぜ、あの商品だけ大ヒットしたのか! (単行本)
徒にお金をかけて広告するよりも如何にしてマスコミに取り上げられるようにするか考えなさいという筆者の前著の考えを敷衍した本。特に目新しい内容が盛り込まれているわけではないですが、事例スタディは最新かつ豊富。各々のプロジェクトのキーパースンへのインタビューという形式で、とても興味深くてビジネスのはなしのネタになりそうです。著者が前提にしているのはあまり宣伝費を使えない中小企業・ベンチャーのマーケティングですが、ともすれば代理店お任せになりがちな大企業宣伝部の人間も読んでおきたい本。「露出」させればよいというものではないという発想の転換の契機になるのでは。 後半は効果的な(編集者の目にとまる)リリース文書の書き方指南。
40 人中、28人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0
マスコミを馬鹿にするな!,
By カスタマー
レビュー対象商品: なぜ、あの商品だけ大ヒットしたのか! (単行本)
大手経済新聞の記者です。これまでたくさんの新商品紹介や、会社紹介の記事を書いてきました。これらは特ダネというほど、やりがいのある仕事ではないけれど、 日本経済の鼓動を切り取り、企業の発展、ひいては経済全体の発展につながると考えてきました。それなりの価値があるから、ニュース性があるからと判断すればこそ、記者も記事にするわけです。 しかし、著者はマスコミをうまくだまして、思うように利用してやろうという魂胆がミエミエで、とても腹立たしく思います。
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
最近のカスタマーレビュー |
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|
|
|