「なぜ、あなたはここにいるの?カフェ」という不思議な題名と、帯に書かれている「やりたいことがあるなら、今やりなさい」という文章に引かれて手に取りました。仕事にも、毎日の生活にも何だか少しだけ満足できていない主人公が、何もない場所で偶然に入ったカフェ、そこで出会った人たちとの話しの中から、人生とは何をする時間をするなのかということを気づいていく物語。
こんな簡単なことだったのか。言われてみると、そうか、やっぱりそうだったのか、と思わされる数々のエピソードと、そこから気づいてしまう人生の過ごし方。
特に、「やりたいことが今あるなら、後回しにしないで今やりなさい」という提案は、じっくりと自分の人生を、そしてただ過ぎ去っていく時間を見つめなおすきっかけになりました。
その上、この本が決定的にほかの自己啓発本と違うのは、何もみんなが同じ方法で、自分自身を見つけなくてもいいと、語りかけてくれること。その人、その人に、それぞれの、今があるから、それでいい、と。
こうすれば、自分の人生がよくなるという本に、飽き飽きしている人に、そして、自分の人生の目的が見つからない人に、ぜひお勧めの一冊です。