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なぎさホテル
 
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なぎさホテル [単行本]

伊集院 静
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商品の説明

内容説明

逗子なぎさホテルを舞台に綴った自伝的随想

「私が作家として何らかの仕事を続けられて来たのは、あのホテルで過ごした時間のお陰ではなかったか、と思うことがある」~伊集院氏が作家としてデビューする前から数年間にわたり暮らしていた伝説の「逗子なぎさホテル」。湘南海岸に建ち、クラシックホテルとして名高かった名門ホテルも、平成元年に幕を閉じ、いまは跡形もない。東京での生活に疲れ、人生に絶望した時、ふとしたきっかけでこのホテルに住むことになった私。そのいきさつから、作家デビューしていく過程、宿泊代を取らずに支えてくれたI支配人のこと、ホテルで出逢った不思議な女性や人々との心温まる交流など、作家を生業としていくまでの苦悩や青春の日々が綴られている。全てを静かに受け入れてくれるホテルを舞台に「夢のような時間」の中で若き日の私が感じたものは何だったのか。これまで描かれることのなかった青春の日々、彷徨しながらも大人の男へと歩んでいくひとりの青年の姿が、鮮やかに浮かびあがってくる。以前から交流のあった写真家・宮澤正明氏がホテル取り壊し直前に撮影していたモノクロームの秘蔵写真をふんだんに織り交ぜながら、まさに幻の「夢の中のホテル」が時代を超えて蘇る。


【編集担当からのおすすめ情報】
自伝的小説「いねむり先生」に描かれた時代より前の、苦悩する青春の日々を綴った作品です。「どうしようもないもの」を抱えながらも生きる若者を家族のように温かく受け入れ、見守ってくれた「夢の中のホテル」。そこで何に出逢い、何を感じていたのか。作家・伊集院静の原点を知るための必読書です。

内容(「BOOK」データベースより)

苦悩する若者を温かく受け入れ、家族のような目で見守ってくれた伝説のホテルとその人たち。絶望から再生へ、作家・伊集院静が誕生するまでの7年余りを初めて綴った自伝的随想15章。

登録情報

  • 単行本: 188ページ
  • 出版社: 小学館 (2011/7/1)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4093863067
  • ISBN-13: 978-4093863063
  • 発売日: 2011/7/1
  • 商品の寸法: 19 x 12.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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10 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 私は好きです。, 2011/8/22
レビュー対象商品: なぎさホテル (単行本)
 伊集院静の著書を読むのは「いねむり先生」に次いで2作目になります。何れも若い時の著者について記した自伝的随想です。
 この本を読んでいると自分も著者と同じ時間を共有しているようなそんな幸せな気持ちになれます。この伝説の「逗子なぎさホテル」で暖かく著者を支えてくれた人たち。羨ましいです。とにかく読みやすい。YouTubeで電子書籍版の一部が公開されていますので合わせてご覧になるとよいと思います。こうして波が逗子の砂浜を洗う情景を実際に目にしてみると本書の理解が一層深まるのが分かります。お勧めです。
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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 人々のあたたかさと著者の魅力, 2011/9/8
レビュー対象商品: なぎさホテル (単行本)
 著者の伊集院静氏の自伝的小説。著者は、20代後半から30代前半にかけての7年間、逗子にあった名門ホテル「逗子なぎさホテル」で暮らした。
 無一文に近い状態で逗子に流れ着いた若き日の著者を、なぎさホテルの支配人や従業員は、やさしく遇し、その成長を見守った。

 せちがらい現代の感覚では実感しにくいが、著者の体験をもとにして書かれた話だという。昭和の時代には、将来ある若者を大切にしようとする気風がまだ残っていたのかもしれない。また著者自身の魅力も大いにあったのだろうと思う。

 著者も書いているように、作家・伊集院静の誕生の背後には、こうした数多くの人々の暖かさがあったということがわかる。

 自分との折り合いをうまくつけることができない若者の懊悩と焦燥、そうした若者を暖かく気長に見守る周囲の人々、そうした関係が淡々とした筆致で描かれており、読んでいて気分が落ち着く感じがした。
 
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 誰もが持っている心の中の遠い記憶の1冊, 2011/11/24
レビュー対象商品: なぎさホテル (単行本)
なぎさホテルは、伊集院静先生の次のステップの1冊で、先生の
道しるべのような息遣いを感じさせます。その息遣いはこれで
突如終焉を迎えるか、あるいは、私たちファンを魅了し続けて
離さない更なる名作を世に投げ掛けるのか・・・・。

ホテルで先生を迎えるスタッフ達は、今では語り継がれるくら
い美しすぎて、プロの領域を超越した人々ですが、何よりも私
たちが忘れ掛けている優しさや心意気を持っていました。

先生の偉大なる三部作につづき、どの作品にも見え隠れする私
たちが忘れ掛けていた心を呼び覚ます、シチュエーションは異
なるが、誰もが持っている忘れ掛けていた心の中の遠い記憶が
この1冊に記されています。
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