この漫画も既にして16巻、いつものドタバタ展開は相変わらずながら恋愛方面でもようやく目に見えて進展が見えてきましたね。主要キャラ達は好感度が元々高いながら、そこに「乙女」的にオコチャマから精神的に変化したすずとあやねが絡みやっかみ嫉妬するようになったことで、色恋的なソレでニヤニヤとする場面がここにきてぐっと増えてきた気がします。行人もそれに合わせ、鼻血ブーだけでない反応をこれまた見せるようになってきたりしていて……うんうん、いいよいいよー。
今巻のメインはでも、やはり紅夜叉事件の方でしょうかね。ミステリー好きの行人達と特に興味のないすず、この温度差が見ていて何とも面白かったです。乱歩とかその辺のテイストを、紅夜叉にはしかし感じますですね。奇怪にしておどろおどろしく、襲われるかも攫われるかもとおののきつつでも身の危険までは「何故か」感じない。ある種の約束の下行われる推理という名の勝負、やはり正体不明の怪人の起こす事件とはこうでないとですね。
すずの露出が行人に対しストレート過ぎだろうとツッコミを入れ、あやねとまちの姉妹の可愛さにヤラれ、読者の分身は−−思いの代弁者はやっぱりからあげだなとか思いつつ、パンチラと裸がまんべんなく乱舞していた16巻もいつも通り楽しく読めました。すずとあやねはこの調子で突っ走っていって欲しい、行人はいっそ鼻血で失血死してしまえばいい、そういった感じで続くであろう次巻にも大いに期待しています。