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あらゆるシチュエーションを「どーも」で切り抜けられる国。それが「どーもどーもパラダイス」、日本である。今では "I became a professional at domo-ing" (「どうも」をうまく使いこなせるようになった)という著者も、来日当初はその多様な用法に困惑することしきりだった。日本語学習、物件探し、食べ物、恋愛、会議…。このエッセイには、日本に住む外国人が多かれ少なかれ経験するカルチャーギャップがつづられている。満員電車で痴漢に間違われたり、子ども相手に日本語を練習したり、日本女性好みのルックスになるためカリスマ店員に相談したりといった体験を通じて、著者はユーモアをもって異文化を受け入れ、わかりやすい英語でコミュニケートしようとする。その姿勢は、英語を学ぶ日本人の参考と励みになるだろう。
著者はアルゼンチン生まれで、在日13年以上。ビジネスマネジメントで活躍するかたわら、英語系雑誌を中心にエッセイストとして執筆活動を続けてきた。1992年にはアルゼンチン作家協会エッセイ賞を受賞している。本書のあとがきには「母国語でない英語で書くことで、外国語を学び、使うことが可能なことを読者に知ってほしかった」とある。巻末には、中学・高校の検定教科書に収録されない単語や、過去3年間のセンター試験に出題されなかった単語、意味のわかりにくい表現の注釈を掲載している。辞書なしでも読めるよう配慮がなされており、気軽にチャレンジできる英語の読み物だ。(佐々木 順子)
内容(「BOOK」データベースより)
日本在住10年以上のビジネスマンが、行く先々で出会ったハプニングの数々!来日当初のカルチャー・ギャップ体験から、日本通の外国人を自称する今に至っても、ラテンの血が騒いで引き起こすドタバタ劇!日本に暮らす外国人の気持ちが、ユーモアいっぱいのやさしい英文でわかる。