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29 人中、29人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
素直にありのままの自分を描いた本,
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レビュー対象商品: どーすんの?私 (単行本)
進路を決めないまま高校を卒業してしまい、親の手前就職活動のフリをし、出かけたハローワークで、職員さんの勧められるまま、団子屋でパートしたり、工場に勤めたり。工場では、会社の濃密な人間関係にふれ、へたばりかけてたとき、「好きな絵を習おう」と働いたお金で、絵の学校へ入学する、というところで終わっています。 「自分にも、(努力すれば)できそうだ」と思えることが少ない、一念発起で動いてみても、やっぱり、できない。これではヤバいのは重々承知。ハタからはどうみえようが、本人が一番困っている・・・。 こんなに自分をありのまま描いている本って珍しいと思い、好感と共感をもちました。 不器用で要領が悪かった、仕事が長続きしなかった、無職だった、なんて書くと、”人並みのことがフツーにできる”人たちには理解されないし、悪く言われてしまうこともある。 なのに、カッコつけず、当時感じたことをそのまま描いてるとこがいいなぁと思います。 人生、スムーズに進めず、ジタバタすることがあってもいい。またはそのほうが自然。 のちに、作者が、うつ病にかかった旦那さんに「達観したような」接し方ができたのも、この一見「困った」性格、体験がゆえだったんじゃないのかな?と思わされました。 頑張ればある程度は上手くいってきた人は、上手くいかない人は努力が足りないだけとしか思えないことがある。「上手くいかないときがあってもいい」「頑張るのがいつも正しいとは限らない」なんて頭はない。努力してると自分が他人の役に立っているとか、自分からは頑張ってないように見える人に迷惑かけられているか?といえばそうとは限らないのに。(あるいは、当人にとってはマストの努力かもしれないのに) そして人を追い詰めることがあるけれど、不器用で、それをありのまま認められる人は、却って頭が柔軟、想像力も豊富、上目線でものをいうことも少ない。と他人に役立つ人にもなれるんじゃないかと思わされました。
30 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
「ツレ」本とは別の意味で「ホッ」とする本,
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レビュー対象商品: どーすんの?私 (単行本)
なんだか温かくなる本だ。これまでの「ツレさん」シリーズとは登場人物も違って、いわば貂々さん自身のこれまでの「歩み」……というか、転びながら 悩みながら、うなだれながら、それでも何とかかんとかここまでやってきた モロモロのことが、「あの」絵と、飾らないコトバでつづられる。 人間関係も手先も生き方も不器用で 「やりたいこと」がみつからない と帯にあります。そうそう、私も今じゃ偉そうにレビューなんか書いてるけど、 若い頃はそうだったよなあ……と思ってしまう一冊でした。 自分は何をしたいか、何に向いているのか……そんなことが見えずに モンモンとしている人には、とりあえず「読んでみたら」とおすすめしたい。 著者は、お説教してるわけでも何でもない。 そっか、貂々さんもそうだったんだ……そう思えるだけでもOKではないでしょうか。 もっとも……バリバリやっていてる人にとっては、「しっかりしろよ」 と言いたくなる部分もないわけではありませんが、 あえてこういう「負」の部分をさらけだした貂々さんに敬意を表したい。 私は自分と向き合うことが恐かったです。…………とあとがきにあります。 とてもいいあとがきです。
31 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
次は・・・どーすんの、さるきち?,
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レビュー対象商品: どーすんの?私 (単行本)
ツレうつでおなじみ細川貂々さんのマンガエッセイです。今回はツレさんは登場せず、 貂々さんの、高校を卒業してから 絵の道をめざすまでの、 やりたいコトが見つけられず悶々とした時期の 出来事が描かれています。 友人たちが就職、進学する中で なーんにもやる気が起きず、 自室にこもりテレビ三昧の日々。 所謂ニート。 やりたいコトってなんだろう?? みんな、どうやってやりたいコトを見つけたんだろう?? 安易な気持ちで面接を受けたのは団子屋。 団子が好きだというだけで採用が決まる。 こんなんでいいのか?私… と疑心暗疑な表情を浮かべながら もぐもぐ… と団子を食らうおさげ姿の貂々さん。 笑える一方、人事に思えないのは、 ナゼ?? そしてやっぱり、、 「あなたこの仕事向いてないわよ。辞めたら?」 次に工場で働くも、うっとおしい人間関係にうんざり。 単純作業に、ノルマ。女の噂話。 嫉妬。社内恋愛のもつれ。。 なんでみんなに合わせなきゃいけないんだ?? なんでこんなところにいるんだ?? これでいーのか、自分?? 自問の日々。 そんな中、本屋さんで手に取った専門学校の本。 大好きな絵の勉強をしよう! そして、たくさんのうつ病患者を勇気づけた ツレうつを発刊した今に至るのです。 さるきちはね、貂々さんの 自虐的で半世俗的な、 半月型目つきのイラストが好きでファンなのですが、 この本は単なる自分探しの物語ではなくって、 会社のどろんどろんした内実も 描かれていて、思わず苦笑。 定職についていないヒトはもちろん、 定職についているヒトでさえ、 どきっとさせられる内容になっている気がします。
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