「どん底から」というタイトルですが、正確にはV字回復です。
わずかな資金から億万長者になった著者ブーン・ピケンズ、しかし68歳の時、40年いたなんと自分の会社を追い出されてしまいます。この頃離婚もしたそうで、正にどん底。68歳という年齢から、周囲の誰もが「これでブーン・ピケンズもビジネス界引退だろう」と思ったそうです。
しかし、彼は立ち上がった。信頼できる周囲の人と会社を立ち上げ、数年後には再び億万長者に返り咲いたのです。
「乗っ取り屋」のイメージが強いせいか、この本もあまり話題になっていませんね。しかしこの本は、ブーン・ピケンズ本人が書いたもの、それだけでも価値があります。カーネギーやドラッカーの本は、本人が書いたのではない本が多く出回っていますから。
あまりにも波乱万丈のビジネスライフなので、普通の人には真似できないかも知れませんが、この本を出版した当初80歳、それでもまだ現役で仕事をしている姿勢は尊敬に値すると思います。
本人は、お金が欲しくて仕事をしているのではない。生活するためのお金ならもう十分ある。私はただ仕事をしていたいだけ、と言っています。この考え方はロバート・キヨサキと一緒ですね。
「8時間働き、8時間寝よう。くれぐれも労働と睡眠の時間が重ならないようにすること」
あとがきで、この言葉を書いています。