平易な言葉ながら、そこで語られていることは、
まどさんが感受し、詩作(それは思索でもあります)を
通して明らかにしてきた「宇宙」や「いのち」に通じていて、
一粒一粒かみごたえのある、味わい深いごはんのようです。
まどさんの詩は、一見平易ですが、それを自分のものとして
理解しようとすると、実は難しいと思っていました。
その裏には、このような詩作=思索があったのか…と
あらためてその奥深さに気づかされました。
一歩一歩、日々の「はっ」とする驚きに感応し、
それを詩や絵を通して表し、明らかにしていこうとする
まどさん。そのようないのちの積み重ねは、
一日たりともとどまることのない、自然のいのち
そのものなのですね。
心の奥底に、一つひとつの言葉が響き渡るようでした。
100歳のまどさんの日常をより身近に感じられる
『百歳日記』と合わせて読むのもおすすめです。