提案営業のためのキラーツールの作り方と使い方、管理の仕方が、本書には分かり易く書いてあります。
自分が何か行動したいとき、成功事例をひしひしと感じたいタイプの方には、おすすめできません。本書は汎用性の高い具体的ツールの提案本で、事例集ではないからです。
また、成功事例の多くは汎用性のない具体例にとどまりがちです。そういう観点から、これまでの“出来事”が延々と書かれているような「話題投げっぱなし本」よりも、よほど応用(=実戦への落とし込み)がしやすいと思います。
すでに4年ほど前の発刊なので、コンピュータシステムを使った営業管理には否定的な感じでしたが、そこは当時なら同感です。しかし、最近は著者の考えをきちんと補完できるだけのソリューションがちらほらと出てきています。むしろ、今の方が、このしくみは効果的に実践できるようにも思います。
著者が言うように、具体的なしくみは無数のエピソードに勝ります。むしろ、エピソードからはしくみに落とし込みづらいから、みんな迷うことが多いのでは?
そのための落とし込み先、と考えて読めば成功事例派の方でもある程度は納得できるでしょう。
駆け出し、またはダメダメなコンサルタントにも、良く効く処方箋かもしれません。