「WiLL」に連載されたものをまとめた本である。
マスコミが末期症状になっている。特にテレビがひどい。
報道を見ていてアホらしい。こいつらまともに考えているのか、と。
それは銀行へ行っても、デパートでの買い物でも、通販でもおんなじ。
なんでもかんでも応対に出て来る奴が許せないほどお馬鹿ばかりだ。
昔は自分の程度というものを学校で学んだものだ。
賢い奴はほんとに賢くてよく勉強をし、そうでないものはわきまえてそれなりの場所で楽しく暮らすことを学んだのだ。
それなのに、馬鹿が勘違いして闊歩する時代になってしまった。
謙虚も覚えられぬ馬鹿なのに、あつかましさだけは余計に持っている。
賢い奴も、ノウハウだけを身に着けているものだから、マニュアルなんかを鵜呑みにして大局が見えない馬鹿になってしまう。
あきれ返って言葉もない。そんな人種に振り回されて腹を立てているなのはなんという不幸だろう。
冒頭から周囲にある理不尽と闘う日垣氏は痛快である。
似たような目にあったことを思い出すと、こんな風に小気味よく言ってやれたらどれほど気持ちがいいだろうかと思ってしまう。
だが、通して読んでいくと物足りない気がしてくる。もっと痛快さが欲しい。豪快さが欲しい。
個人的にはみずほ銀行と信濃毎日の二本立てのバトルが読みたかった気がしている。