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どちらでもいい (ハヤカワepi文庫)
 
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どちらでもいい (ハヤカワepi文庫) [単行本]

アゴタ クリストフ , 堀茂樹
5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

もはや来ることのない列車を待ち続ける老人の狂気と悲しみを描く「北部行きの列車」。まだ見ぬ家族から初めて手紙をもらった孤児の落胆を綴る「郵便受け」。まるで著者自身の無関心を象徴するかのような表題作「どちらでもいい」ほかに加えて、『悪童日記』へのつながりを思わせる単行本未収録の初期短篇「マティアス、きみは何処にいるのか?」を収録。筆を折り続ける著者の絶望と喪失感が色濃く刻まれた、異色の掌篇集。

内容(「BOOK」データベースより)

もはや来ることのない列車を待ち続ける老人の狂気と悲しみを描く「北部行きの列車」。まだ見ぬ家族から初めて手紙をもらった孤児の落胆を綴る「郵便受け」。まるで著者自身の無関心を象徴するかのような表題作「どちらでもいい」ほかに加えて、『悪童日記』へのつながりを思わせる単行本未収録の初期短篇「マティアス、きみは何処にいるのか?」を収録。沈黙をつづける著者の絶望と喪失感が色濃く刻まれた、異色の掌篇集。

登録情報

  • 単行本: 191ページ
  • 出版社: 早川書房 (2008/5/8)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4151200495
  • ISBN-13: 978-4151200496
  • 発売日: 2008/5/8
  • 商品の寸法: 15.6 x 11 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 26,167位 (本のベストセラーを見る)
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
狂おしくも愛おしい、そんな八編の短編小説
全体の流れの中に人間の普遍性を疑いにかかるポイントが多々あり。これはクリストフが示唆する最も重要なポイントだと言える
人間が何故普通でいられるべきか、また何故社会の枠から逸脱してしまうのか。そして社会から逸脱せざるをえなかった人間達が織り成す八編。
結論が全てじゃなく、過程を探る事で見えてくる彼女の艶やかな言葉の真意。
悪童日記は生まれるべくして生まれた名著ですね、これを読めば理解出来ます。
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Dolly the Cat トップ50レビュアー
形式:単行本
訳者あとがきにもあるように、「悪童」三部作を書いてしまってあとでは、何を書いてもあれには劣る、と作家自身が認め、筆が鈍るのは仕方ないことだろう。残虐なきらめきは、確固たる持ち味として、そこここに見え隠れしているのだが……。
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 夢追人009 トップ500レビュアー
形式:単行本|Amazonが確認した購入
ハンガリーに生まれ西側に亡命しフランス語で書いた処女作「悪童日記」が世界中で絶賛され以後も活躍し仏文学界に確固たる地位を築いたクリストフ女史の初期掌編集です。本書は著者が70年代から90年代前半までにノートの片隅に書いたまま埋もれていた習作や短編を25編集めた作品集に、興味深い初期短編を一編加えた決定版です。一読して感じられる全体的なテーマは「本当に何をやっても上手く行かない人生」を呆れる程にこれでもかと追求し、絶望・諦念・無常の思いを淡々と綴っています。それでも本書を読んで気分が落ち込むかというと左程でもなくて、著者独特のリズムを持った文章の端々にほのぼのとしたユーモアが垣間見えます。『先生方』:黒い笑いに満ちた無気味な愛情表現。『郵便受け』:望み通りの幸福の形でなければ幸せにはなれない。『間違い電話』:濡れ手で粟の幸運に乗じられない性分。『運命の輪』:運命を支配する者が教える「最も恐れる物」とは?皮肉な笑いが込み上げて来る究極の真実です。他にも理不尽ですが現代社会の実態を鋭く描いている『田園』『復讐』『製品の売れ行き』に強い衝撃を感じました。最後に収録された『マティアス、きみは何処にいるのか?』は長編「悪童日記」の萌芽が感じられる幻想味が色濃い作品です。著者が現在長らく執筆を中絶されているのは、処女作を超える作品が書けない思いが強いかららしいですが、何時か今の心境から脱却して再び筆を執られる事を祈願し、もう一度心を揺さぶる新作が読める日を待望致します。その夢が叶うまでは、苦く厳しいですが何時までも変わらないインパクトを与え続けてくれるであろう本書を読み返して行きたいと思います。
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