記事は山形大学の準教授(刊行時点)がメインとなって、他の研究者、料理人など複数のメンバーで書かれています。
1つの野菜が見開き2ページで紹介され、作物または料理の写真がついています。1篇が短いので、とっつきやすく読みやすいです。
地方新聞の連載記事数年分を季節順に整理して加筆修正したとのことですが、複数の筆者の記事が上手く混ざり合って、筆者が違うと記事の切り口も異なるので、変化に富み飽きさせません。
初めて見る雪菜や漆野インゲンなどの芸術的な美しさに息を呑むと同時に
長い時間をかけて栽培法を確立してきた野菜たちが、商業ベースにのらないからと消えて行くのは実に寂しいことだ思いました。
はじめはピンとこなかった「在来野菜は伝統文化である」という言葉が、読了後胸にささります。