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小さい頃に何度も繰り返して読んだ、私の大好きな本です。赤とんぼのべにちゃんや、あかちゃんや、きいちゃんたちが、羽をきらきらと輝かせて一本杉まで競争したり、綱引きしたりと、青空の下で繰り広げられる運動会は本当に楽しそうです。そんな帰り道、べにちゃんたちをさらったギャングこうもりが、「あかとんぼをじゃりじゃり粉にして、インスタント紅茶にしてしまうぞ」という脅し文句が怖かったのを覚えています。あれから何年も経ちましたが、ページをめくると未だに思わぬ展開にドキドキしながら赤とんぼたちを見守っていた感覚が戻ってきます。青い空を元気いっぱいに飛び回る赤とんぼたち、そして恐いギャングこうもりなど、色彩も豊かで飽きることなく眺めていたことを思い出しました。いつになっても加古里子さんの本は、心の奥底の童心を呼び醒ましてくれるような気がします。
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