セレビィ量産型「とんぬらさん」6巻。
安定して面白い。6巻に来てもとんぬらさんのふてぶてしさは健在、ひよこを救ったり大人をたぶらかしたり
ニクいくらいに健在なのだが基本的には子供が読んでも楽しめるくらい真っ当で教訓も含まれたお話が殆どなのに感心する。
相変わらずのサービスシーンで喜ばす部分はあるものの
協調性だったり、家族仲良くというメッセージだったり描かれてるテーマが至極普遍的なものなので
必要以上にいやらしくも感じないし、でも無難とも言えないしでそのバランス感覚の保ち方も流石だな、と。
とんぬらさんの存在自体変化球だし
絵柄も一部内容も大人向けではありますが
その実読み終えた後の感覚はどのお話もさっぱりしていて気持ちが良い。
またこの巻ではザックリと笑わせるオチも増えてきて所謂「良い話」との均等も取れてるし
正にここまで読んできた読者なら言う事なしの抜群の新刊、またどんどん面白くなってるので
新規さんにも是非、って言いたいくらい完成度は高いなと思いました。
気が付けばどのキャラも存在感あるので勝手に話が進んでいく方向性になってるのが尚面白く感じる。
一方で、前述のひよこを救うお話はよく描いたと思う。
ある意味しょうがないお話でもあるのだが
こういう身も蓋もないリアルな話も描けるんだな、というか挿れてくるんだなとちょっと驚いたけど
その分物語に深みが増して良かったのではないか、って感じました。
家族の絆を感じさせるエピも必ず入ってたり
単行本に一貫性が感じられるのもまた毎巻の読者としては嬉しい構成の一つで。
当初のコンセプトから全く逸脱してないのがこの作品のブレない部分。
今回も小ネタ含めて満足度の高い新刊でした。面白かった!
それと、合間のおまけページの描き下ろしイラスト&ネタも個人的にあって得した気分でした。どれもセンスが良いです。