本書は、「数学で世界をより良くしたい」と本気で考え、実際に取り組んでいる東大教授・西成活裕が、高校生とともに、数学を使って世の中の問題を解決していこうと、アイディアを展開していく4日間の授業を収録したものです。
スローモーションで未来を予測する、人間の複雑な行動をシミュレーションする、身の回りのイライラ渋滞、人間関係のトラブル、300万人メッカ巡礼の事故に立ち向かう--、
そんな"教科書からリアルな世界へ飛び出した、数学の世界"をご案内します。
楽しくイメージをつかめる、大事なことだけ頭に残る解説。
公式が大事、無機質で機械的......そんな数学のイメージがガラリと変わります。
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12 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
数学的思考のエッセンスを現実世界で生かす,
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レビュー対象商品: とんでもなく役に立つ数学 (単行本(ソフトカバー))
「厳密さといい加減さの両方がわかる、人間臭い数学ができる人こそが、今の社会に本当に求められている人物だと思います」。高校生向けの4回の講座を元にして書かれた本。現実社会に適用できる血の通った数学理論の紹介を通して、実戦的な数学的思考力を身につけるポイントを解説している本。「どんな数学アレルギーも解消できるが自信ある」と、本で書いてしまったことがきっかけになっているという。 数学的な力として、2つのテーマを理論でつなげてみるゲーム、仮説、理論と直感のバランス、抽象力、単純化力といった点を挙げて楽しく書いている。また、各数学の分野についても、三角関数は「ゆらゆら」、指数関数は「急上昇!」、微分は「スローモーション」、ゲーム理論は「人間関係を分析する」という具合に特徴を表現。不確定定理、カオスとソリトン、ライフゲームのポイントも紹介している。著者の専門の「渋滞学」に関連する解説にはかなりページを割いているが、現実的な例が多くて楽しく読めた。「無駄学」というのは一瞬笑ったが、良い教訓を含んでいる。 数学との付き合い方や生かし方についてのヒントをくれる一冊。
12 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
「数学→物理→工学→実社会→数学」のループをぐるぐる回せ,
By Uranux (仙台市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: とんでもなく役に立つ数学 (単行本(ソフトカバー))
数学というと無味乾燥な感じがする学問であるが実際の問題解決に深く関わっており、それが実社会とどのようにつながっているか、それについての著者の実際の事例やケーススタディーを通して都立三田高校の生徒12人に解説していくという内容です。数学と実社会の間には「数学」→「物理」→「工学」→「実社会」という階層がありそれが壁になっています。そして、問題を解決するためには一見無関係そうな物をどんどん論理でつないでいくことが必要になります。そのためには視野を広く持ち、柔軟な発想を持たなければならずゼミに数学とは無関係そうな人(養蜂家、僧侶)を呼んでいろいろ聞くという話が出てきます。看護師の時は「老人介護の床ずれの問題を数学で解け」みたいに話になったりしたそうです。また、実社会の問題を解決するために新たに数学の理論が作られることもあるそうです。 数学は抽象学問でいろんな分野に活用される反面、それがどのように実社会で活かされるかイメージできなければ勉強してもちっとも面白くないと私は思っています。その関連付けについて大きな示唆を与えてくれる本なので「なんで数学なんて勉強しなくちゃいけないんだよ?」と思っている中学生・高校生にお勧めです
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
雑な説明の部分も多いが数学と実社会との接点がわかる良い本,
By 情報の非対称性 (バビロン在住) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: とんでもなく役に立つ数学 (単行本(ソフトカバー))
高校生に対する授業を本にしたものということで会話形式であり、読み易い。数学が実社会にどのような面で役立っているかほんの一部分が紹介されているが面白く参考になる。説明が雑な面も多い気がしたがその点は詳細に説明されても理解できないと思われる部分があるだろうから筆者は敢えて触れずにいるとも思われる。
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