つい先日10巻目を読み終えたので感想を。事前にアニメ版を見ていたため、おおよその結末は見えているものの、アニメ版はノベル版ができる前に制作されたため、大筋は同じものの細かなところがオリジナルストーリーとなっていた。
あらためてノベル版を読んでみると、アニメ版と異なりこれはこれでいいと思える。いや、どちらかと言えばアニメ版よりもノベル版の方がいいと思う。他のレビューアーでアニメ版の方がいいという意見もあったが、僕はノベル版を押したい。
お互いの気持ちがわかって、素直になった大河。18年も絶縁状態だった両親と再会し、家族というものを取り戻した泰子を目の前で見た事により、その素直になった大河の気持ちに変化が出ます。大河が、自分の母親との再出発を決意するのは、その気持ちの変化があった高須家の実家からだろう。翌朝、再出発のために竜児に一声かけて向かう。竜児もそれを知りながら、大河を行かせないという気持ちが出ないように、返事をせずに見送る。アニメ版との違いはやはりここかな、と思う。アニメ版は少し竜児に置いてけぼり感があった。30分で話をまとめないとならないという時間の関係で仕方ないとはいえ、見てるこちらも「おいおい!」と言ってしまいたくなるほどだ。それをちゃんとノベル版では説明できているので安心した。