『とらドラ!1』です。
『桜舞う四月。高校二年。新しいクラス。目つきは悪いが普通の子、高須竜児は、ちっちゃいのに凶暴獰猛、“手乗りタイガー”と恐れられる逢坂大河と出会う。そして彼女の知ってはいけない秘密を知ってしまい―。それが竜虎相食む恋と戦いの幕開けだった!いつもにこにこ、超マイペース娘の櫛枝実乃梨、文武両道、勤勉実直、だけどちょっとずれてるメガネ委員長、北村祐作も絡み、どこか変なメンツによる恋はすんなりいくはずもなく…!?『わたしたちの田村くん』の竹宮ゆゆこ&ヤスが贈る超弩級ラブコメ登場。』
まず、文章がクセが強いです。主人公の主観に寄った饒舌な勢いがあるのですが、それに乗れるかげんなりするかで、読者の反応も変わってくると思います。
ファンタジー的超常現象が原則的に登場しない、学園ラブコメですが、現実リアル路線かというとそうではなく、ラノベ的デフォルメと言ってしまえばそうなのですがキャラの言動などはかなり極端にぶっとんでいます。ラノベだから、それがいいといえばいいのかもしれませんが、一方ではさすがにそれは無理矢理だなあというような流れも随所にありました。
そんなこんなで、前半はキャラにも感情移入もしきれず、ありきたりでワンパターンな展開も面白いとは思えませんでしたが、後半の大河が関係を解消しようとするシーンなどは良かったです。
超○○設定は蛇足でした。
あくまでも第一巻だけを読んでの評価は★3です。当然読者の好みにもよるでしょう。
本シリーズは長く続いてアニメ化もされていて、ラノベにおける学園ラブコメのある意味スタンダード的地位を確立していますので、ラブコメを読みたいという方にはオススメかもしれません。