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12 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
友だちとの別れに涙し一生忘れないと誓い合う難民キャンプの少女たちの友情物語です。,
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レビュー対象商品: ともだちのしるしだよ (単行本)
アメリカに在住し難民支援のボランティア活動に従事する女流作家ウィリアムズとピッツバーグ難民センター所長のモハメッドが文章を書きブルックリン在住の絵本画家チャーカが絵を描いて3人で作り上げた熱い感動を呼ぶ2009年度いたばし国際絵本翻訳大賞(英語部門)受賞作品です。難民キャンプで暮らす10才の少女リナはある日救援活動家のおじさんがみんなに配ってくれた物資の中で片方だけの真新しいサンダルを見つけます。もう片方を探していると近くにいた女の子フェローザが同じサンダルの片方をはいていて、リナは「こんにちは」とあいさつしますが女の子は答えずにそのまま駆け出して行ってしまいます。けれど翌朝リナが川でせんたくをしていると昨日の女の子が来て片方のサンダルを差し出します。リナは帰ろうとする女の子を止めて「二人の物だよ。一日置きに交代ではこう」と話し掛けます。ふたりはその日からどんな事でも打ち明けあえる友だちになったのですが・・・・。 リナの家族に幸運の女神が微笑んでアメリカへ移住する事に決まった時、リナは残ったフェローザが履いてくれるようにと両方のサンダルを渡します。けれど、最後に例え履けなくなってもいいから一生「ともだちのしるし」を覚えておけるようにと片方を差し出すフェローザの悲しくも優しい心遣いに胸が強く揺さぶられます。この絵本は作者がアフガニスタンを訪れた時の実体験に基づいて書かれており、「友だちや家族とわかれ、故郷をはなれなければならない、すべての難民の少女たちに」という冒頭の献辞の言葉からも遣る瀬無い悲しみの思いが伝わり深く心に残ります。友だちとの別れに涙し一生忘れないと誓い合う難民キャンプの少女たちのかけがえのない友情物語をぜひ貴方も読んで長く心に留めてくださいね。
10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
子ども達に国際理解を促し、戦争と平和について考える機会を与えてくれる絵本,
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レビュー対象商品: ともだちのしるしだよ (単行本)
緑のない山々、砂煙があがりそうな土、立ちならぶ粗末なテント…。絵本の舞台はアフガニスタンとパキスタンの国境にあるベシャワールの難民キャンプ。表紙には、頭をスカーフで覆った二人の女の子が一足のサンダルを片足ずつはいて仲よく歩いている姿が描かれています。 名まえは、リナとフェローザ、二人は救援物資の中から偶然同じサンダルを片方ずつ手にしました。リナは戦争で父と姉を亡くし、幼い弟を背負って母親と逃げて来ました。もう2年間も靴をはいていませんでした。フェローザは家族を戦争で亡くし、祖母と二人だけ、その足はひびわれて腫れていました。 「はじめまして、こんにちは」とあいさつするリナにフェローザはことばを返すことなく姿を消しましたが、翌朝、「かたほうだけはいているなんて へんだって、おばあちゃんが いうの」と言ってリナにサンダルを手渡しにきました。そんなフェローザに、リナがサンダルを二人で交互に履くことを提案します。その日から一足のサンダルが二人の少女の間で「ともだちのしるし」となりました。 毎日いっしょに並んで水汲みをしたり、地面に字を書いて勉強したり、テントの中で思い出や夢を語り合ったり…、難民キャンプという過酷な環境の下で一足のサンダルを分け合いながら育まれた友情の物語、作者の一人であるカードラ・モハメッド(米国ペンシルヴァニア州のピッツバーグ難民センター所長)の実体験から生まれました。 遠景の山々の壮大なシーンから、救援物資を求めて並ぶ人々の足、わずかに流れる水、限られた井戸から水を汲む人々がそれぞれクローズアップして描かれ、難民キャンプの極限状況を生き抜く幼い二人の健気な姿がリアルな質感と温もりをもって伝わってきます。アメリカにわたることが決まったリナとキャンプに残るフェローザの別れのシーンは圧巻です。戦争で何もかも失い、疲れ、傷ついたであろう幼い二人の心に宿る確かなやさしさと思いやりに胸を打たれました。 本書は板橋区立「いたばしボローニャ子ども絵本館」主催の翻訳コンクールで第15回「いたばし国際絵本翻訳大賞最優秀翻訳大賞」を受賞した作品です。翻訳者である小林葵氏は1992年生まれ、受賞当時、現役の高校生でした。リナとフェローザのことばがいきいきと伝わってくるのが魅力のひとつでしょう。英語の原題は「Four Feet, Two Sandals」、たった一足のサンダルを分け合うという二人の純粋な心を象徴しています。「ともだちのしるしだよ」はリナのことば、絵本の邦題としてふさわしいことばではないでしょうか。子ども達に国際理解を促し、戦争と平和について考える機会を与えてくれる絵本です。 本書は社団法人全国学校図書協議会主催の第56回青少年読書感想文全国コンクール課題図書の小学校中学年に選定されています。日本の多くの子ども達に、戦争によって、友だちや家族とわかれ、故郷をはなれなければならない難民の子ども達のことを心に深く留めてほしいと思います。
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
絵は、日本人に馴染まないかもしれませんが,
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レビュー対象商品: ともだちのしるしだよ (単行本)
絵は、日本人に馴染まないかもしれませんが、話はとても切実で、心に残る物語です. いろいろな国のいろいろな人達の 物語を、幅広く知るのもいいことだと思います. 絵本の翻訳のコンクールがあることを本書で知りました. 応募方法を一度調べてみたいと思いました.
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