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となりの車線はなぜスイスイ進むのか?――交通の科学
 
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となりの車線はなぜスイスイ進むのか?――交通の科学 [単行本(ソフトカバー)]

トム ヴァンダービルト , 酒井 泰介
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,890 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

【交通を制する者は、人生を制す。】

交通……それは、ごく緩やかな行動指針を示しただけで、無数の人間を一緒くたにする実験場である。だから、路上には思いもよらない驚きがある。となりの車線は(実際はそうでなくても)速く進んでいるように思えるし、入念に安全策が講じられた道ほど事故が多かったりする。「交通について考える」とは、通行量調査や道路網整備や車の安全装備を論じるだけではない。それは人間の本質を追求する試みなのだ。

多岐にわたるリサーチと世界中の専門家へのインタビューを通して、本書では、運転という日常的な行為に隠された深遠な交通の世界を垣間見ることができる。この本を読めば、自分自身や周囲の見方を変えることだろう。それに……ひょっとすると、あなたを良いドライバーにしてくれるかもしれない。

***

本書に記されている、驚くべき「路上の真実」!

・あまりにも車内で過ごす時間が長いので、米国のドライバー(とりわけ男性)は右腕より左腕の方が皮膚がんの発症率が高い。

・古代ローマ人も渋滞に悩んでいた。

・前の車が女性ドライバーの場合の方が、男性も女性もホーンをよく鳴らす。前の車が高級車だと、ホーンを鳴らしにくい。

・駐車場が満車で待っている車があると、駐車していた車はなかなか出ようとしなくなる。

・社会腐敗と戦うことが、交通事故死傷者を減らす。 ……など

内容(「BOOK」データベースより)

交通―それは、ごく緩やかな行動指針を示しただけで、無数の人間を一緒くたにする実験場である。だから、路上には思いもよらない驚きがある。となりの車線は(実際はそうでなくても)速く進んでいるように思えるし、入念に安全策が講じられた道ほど事故が多かったりする。「交通について考える」とは、通行量調査や道路網整備や車の安全装備を論じるだけではない。それは人間の本質を追求する試みなのだ。多岐にわたるリサーチと世界中の専門家へのインタビューを通して、本書では、運転という日常的な行為に隠された深遠な交通の世界を垣間見ることができる。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 445ページ
  • 出版社: 早川書房 (2008/10/25)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4152089717
  • ISBN-13: 978-4152089717
  • 発売日: 2008/10/25
  • 商品の寸法: 18.8 x 13.2 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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14 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By h.yamagata 殿堂入りレビュアー
形式:単行本(ソフトカバー)|Amazonが確認した購入
 おもしろい! 渋滞はなぜいらいらするのか、車に乗るとなぜ人格が(悪い方に)変わるのか。人を型にはめて判断してはいけないと普段は言っている人が、車については妙にドグマチックになるのはなぜか、道を増やしても交通渋滞が減らない理由、カーナビのジレンマ(いちばんいいルートをカーナビが選ぶと、そこに車が集中してかえって遅くなる等々)、車線合流はどうするのがいいのか。どれも車でありがちな話を、心理学や交通研究から軽妙に説明した非常に楽しい一冊。
 最近、行動経済学系の本がたくさん出ているけれど、本書はそれらの基礎にある知見を経済行動以外にもあてはめてみせた(部分もある)、ちょっと目先の変わったしろもの。本書で述べられている、人々のリスク判断とその歪みなどは、他の分野でも大きく効いてくるもの。本書を読むことで、行動経済学的な話も理解しやすくなり、視野も広がる。もちろんどれも決定的な答えがあるわけではないし、渋滞からぬけられるようになるわけでもないけれど、でも人は理由がわかると苛立ちが少なくなるとは本書でも指摘されていること。なぜ自分が渋滞で頭に来るかわかれば、多少は心も穏やかになるかもしれませんぞ。
このレビューは参考になりましたか?
15 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 至高の豚 トップ1000レビュアー
形式:単行本(ソフトカバー)
人間が通常の、100倍のスピード、100倍の攻撃力、100倍の守備力を持ったら
どうなるのでしょうか。

また、視覚が遮断され(前の車の中の人は見えない、後ろの車はほとんどど見ない)
聴覚も意味をなさない(互いにクラクションでしか応対できない)匿名的な世界に集まれば
人は何を感じ、どのように行動するのでしょうか。

そのような世界は原始時代のようでもあり、また現代のインターネット時代に通じるものも
あります。
インターネットの中での名前がハンドルネームというのも何か意味ありげにすら思えてきます。

この本のなかでは、このような異常状況での心理学が特に興味深く感じますが、
その他各国の交通事情、歴史(文革時代は赤を進め、青を止まれにしようとしたそうです)
等についてユニークな驚愕、爆笑ネタ満載です。作者の力量は相当なものです。
好奇心旺盛な方には、是非お勧めしたい作品です。
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
車に乗るとなぜ人格が変わるのか、
人(日本人だけではなく万国共通のようです)が
車という鉄の塊を操縦するとこうも人格が変ってしまうのか、
行動心理学と統計的結果に基づき説明を行い、
道路事情に対してどういった対策が施されているかについて
説明がなされている。

例を示すと、
第7章:危険な道の方がかえって安全?
 では、ロンドンの事例だが、通りの美観を目的に道路標識を95%撤去した。
 結果、交通量が減らなかったにも関わらず事故は60%減った。
 以前は、不必要な道路標識が多く、ドライバーは混乱を生じた。
 標識という障害物を除去することが、ドライバーの自主性を促し
 かえってモラルのある行動を行えるようになったようです。

 私も一つの交差点で、トラック用の標識と乗用車用の標識と
 さらに時間帯の標識とが乱立した交差点に出くわし
 標識からどう判断して良いか混乱した記憶がよみがえります。

第6章:どうして女性は男性より渋滞を引き起しやすいのか?
 では、駐車場に停める際の行動が書かれており
 結果、慎重グルグル派は無頓着派よりも停止時間がかかり、
 目的地までの距離も近いわけではない。
 ショッピングセンターなどの出入口に近い空きスペースに
 車を停止させる際に、
 「最高の」スペースを積極的に求める慎重グルグル派と
 目に付いた空きスペースに停める無頓着派とに大別され、
 結果的に慎重グルグル派が停めた「最高の」スペースは
 無頓着派のそれと目的地までの距離が変らないようです。

また、
前の車が女性ドライバーの方が、クラクションをよく鳴らし、
前の車が高級車だと、クラクションを鳴らしにくい。
高速道路で渋滞中は走行車線(日本では一番左車線)が最も早かったり、
駐車場が満車で待っている車があると、
駐車している車はなかなか出ようとしなくなる。
など。

自動車と運転すると急変する人格を行動心理学と
交通事情に沿って述べている点が興味を惹く。
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