なにげないトラブルが起きたときなにげなく助けてくれるなにげさん。
あるときは目から鱗のような方法で、あるときは超人的な能力で、あるときはオカルトな能力で助けてくれる。
でもちょっと変だったり、過剰だったり、ズレてしまうこともしばしば。
1話1話がほのぼのしててそれだけでも面白いのですが、
この作品がそれだけに終わらないのは、なんといってもなにげさんのキャラが素晴らしいことに尽きます。
なにげさんもただの超人ではなく、人を助けるために苦労したり、
助けるのに失敗してしまったり、ちょっと(かなり?)ずれた助け方をしてしまうなど万能ではなく、
また、ちょっと食いしん坊だったり、あることにコンプレックスをもってたり、
虫が苦手だったりと、感情移入しやすい普通の女の子としての魅力がどんどん立ち上がってゆきます。
その魅力は、学園祭で自分のある願いがかなえられたときの
幸せそうな一コマでピークに達し、すべての人間への愛情とはまた別の
特別な愛情を注ぐヒヨ子を得たことで女の子としての魅力がより盤石なものとなります。
この魅力的ななにげさんが触媒となり、恋する人、対抗心を燃やす人、正体を暴こうとする人、
なにげさんに会おうとするも結果的に助けを必要としなくなり会えなくなってしまう人など
周りの登場人物と共にストーリーが生き生きと動き出していきます。
この1巻を読んでからは2巻が到底待ちきれず、連載媒体であるまんがホームを毎月買おうと決めたほど好きになりました。
おすすめです。