舞台は、新宿の伊勢丹のそばにあるビルの地下の『酒場』。
ちょっとひねくれたマスターが居るなじみの客しか入れないバーで『とっても不幸な幸運』という名の缶詰が引き起こす物語です。
話は6話で舞台は酒場のままですが、主人公が次々に変わりそして様々な物語が語られます。
全ての話がスカッと解決で良かったねとはなりません。なんだかやっぱり不幸なんだけれどここに登場した人達の抱えていた問題に気付いたり、生きる力を得たりしています。
ところどころ茶々を入れる一癖も二癖もある常連とマスターがいい味を出していて話のアクセントになって飽きさせません。
話の印象は全体的にもやもやしていますが、読み終わった後に強く思ったことはこの『酒場』にいきたい!です。
こんな『酒場』があるんじゃないか、探してみようかって気持ちにさせられるだけでもこの本を読む価値があります。