すごく興味深く読めました。
角交換型のみですが、著者によれば「角が盤上にあると
攻撃の目標にされて狙われやすい」ことと、「手持ちの
ほうが相手をけん制できる」との理由からです。
構成は、左銀の位置によって「先手6七銀型対居飛車」「先手6七銀型対振り飛車
(高田流左玉の意)」「先手7七銀型対居飛車」が主な章です。
後手番では「千日手狙い」として割り切られて、第4章で10ページほど
扱われています。
やや昔、右玉伝説という名著がありましたが、正直な感触は
書物としては現時点、右玉伝説が上を行っているかもしれませんが、現実問題として
右玉を指すためにはこちらの方が「指してみようかな」と思わせる
説得力のある出来かもしれないと思っています。
右玉でアマ棋士人生を進んでこられた方ですから、コラムも含めて
ちょっとした「伝記」のような面白さがあります。
最後の自戦記2局も先手右玉での勝局です。
理想的な局面ではなく、競っている局面で意識すべき箇所が
分かりやすくまとめられています。
お勧めします。