1巻のレビューは原作読者の方のものが多かったようです。
ですので、つい先日漫画の1・2巻を一気読みした原作未読者のレビューも参考になれば…。
以下、1巻の内容と併せての感想になります。
同名小説のコミカライズ作品。
きっかけは完全な表紙買い。
あらすじ:
“学園都市”超能力者を科学的に生み出すために創設された街。
上条当麻はその学園都市内の生徒にも関わらず、何の能力もない“無能力者”であった。
だがしかし、能動的に発せられる能力がなくとも彼にはひとつの秘められた力“幻想殺し”(イマジンブレイカー)の力があった。
その力は超能力などの異能の力を無力化するという受け身でこそ真価を発揮する能力だった。
そしてある日、そんな彼の元に自分は『必要悪の教会』(ネセサリウス)なる魔術師教会に属する魔術師だと称する女の子─インデックス─が転がり込んできて…。
と、ストーリーの始まりはありがちなもの。
また、インデックスは“完全記憶能力”という力により、その名が表すように10万3000冊なる魔術の書を記憶。
その力を狙って魔術結社の連中がやってきて〜という流れになります。
ここまでは設定・ストーリー共にベタなのですが、それは1巻までの話。
1巻を読み終わった時点で固まったイメージが、2巻で早くも突き崩されたのは驚きと共に新鮮な印象が強かったですね。
(詳しくはネタバレなので言及しません)
ちなみに当麻の幻想殺しは右手首から上だけという範囲が極めて限定的な力で、それ以外は凡人と変わらないへっぽこ(笑)。
そのへっぽこが創意工夫でもって魔術師相手に立ち回る様がおもしろい。
そして何よりインデックスがかわぇぇ(結局それか)。
そういったわけで、設定からくる「ありきたりな作品」という印象が2巻でガラっと変えられたこともあり、一気に惹き込まれて続きが楽しみな作品のひとつに台頭。
尚、作者はこれがデビュー作の新人だそうですが、素人目にはあとがきでの自虐振りに反してかなり巧く…というか、かなり良く描けているように感じられます。
読み易さ・親しみやすさ・表現力のどれをとっても十分。
(原作を知らないので実際のところはどうかわかりませんが)とりわけインデックスの完全記憶能力にまつわるあれこれなどの複雑で面倒な設定も理解し易く説明できているのではないかと思えます。
原作の知識がなくても楽しめるというのは漫画化の成功に不可欠な要素ですね。