いろいろと今までには無い展開が多くて、そこは面白かったですたねです。
上条が組織的な人達と共闘することや、インデクッスも争いに『戦う』形で参加したりなどなど。
イラストもあいかわらずイイ感じでしたのです。
ただ、未熟な部分はまだ多かれけれなりですね。
とくに、作品の悲劇的な部分を、これでもかというほど語りすぎに感じてしまう点はあいかわらずでした。
(作中でのキャラのセリフを再使用し、それに対して地の文で長々と
『どうだ? 悲劇だろ?』と言わんばかりのことを書いたりね)
このへんの文章をもう少し削るもしくは工夫を凝らしてくれれば、
逆にもっと作品のなかに入り込める気がするのですけれどね。
なにより、今回は組織VS組織といった戦いになったために、
1~6巻に貫かれていた、『ドン・キホーテ』的な部分。
すなわち、『他の誰に止められようとも笑われようとも蔑まれようとも
停まることなく躊躇うことなく諦めることなく孤軍奮闘し続ける主人公』
みたいな部分が薄いのが残念でしたね。(それこそがこの作品最大の美点であり長所であり、多少の不満を吹き飛ばしてしまうエネルギー源だったと思うので)
もちろん、主人公の行動原理自体はいつも通りでしたし、
物語の中ではこういう話が必要なのも分かるのですが。