この巻から始まる「シスターズ編」全五話の内、序盤〜中盤の三話を収録。
一話目は今回のヒロインであるレベル5能力者ビリビリこと御坂美琴&御坂妹との交流。
二話目は急転直下、実験の犠牲となっていく御坂妹の事情と、それを知り葛藤し何とかしようとする主人公上条のお話。
三話目は実験を止めるべくそれぞれの決意のもと行動に移す御坂美琴と上条の対決を描いています。
「インデックス編」のヒロインであったシスターのインデックス、「ディープブラッド編」で登場した巫女さんの姫神は今回完全に脇役、姫神にいたってはいつの間にか童顔先生の居候してます。メインはあくまで御坂美琴と御坂妹。
一話目でお嬢様とは思えぬおてんばっぷりを発揮する御坂美琴、淡々と不器用に無防備に独特のセンスを発揮する御坂妹のキャラは楽しかったですが、二話目から一転してシリアス度が増します。遂に登場する学園都市最強の能力者。口よりも足と電撃が先に出る御坂美琴が抱えていた深刻な悩み、存在自体が不思議だった御坂妹に課せられた過酷すぎる使命、それを知り居ても立ってもいられず何とか助けようとする上条。三話目では願いは同じでも方法が異なる上条と御坂美琴が激突、上条の気持ちは彼女に届くのか。
主人公上条が前回負ったはずの超がつく程の重傷が既に完治しているなど相変わらず色々とツッコミどころはありますが、今回はそれよりも登場人物の濃いキャラやインパクト抜群の悲劇的設定の方が勝りました。狂気の実験の行き着く先はどこなのか、その答えは次巻に持ち越しです。