感動した。これはもう永久保存確定だ。
原作を文庫版・新装版ともに持っている私は当初、これを買うつもりはなかった。
そのとき漫画版を2巻までは買っていたのだが、ゲッサン掲載時に既に読んでおり、買う必要性は無いだろうと考えていた。
その考えを360度・・・ではなく180度変えたのは、アマゾンに最終刊の表紙が広告されたときだった。
3巻のレビューにも書いたが、私は本・漫画の表紙のデザインに主に重点を置く。
このとある飛行士への追憶の漫画版最終刊の表紙は、なんというか、見てムックル肌が立った。
原作には無かった(と思われる)満天の星空の中にいる背中合わせのシャルルとファナ。
ファナの飛行服がピンク色に見えるのは焚き火か、星空か。
その下に描かれているのは最後の、最高の見せ場。黄金の粉を撒き散らすサンタ・クルスの舞。
この表紙は金色が3ヶ所使われている。上部の星空、下側の砂金、そしてタイトルロゴ。
最初から最終巻をこの表紙にするつもりだったのか、見事にマッチしている。
金色つながりで、電撃を食らったような感動を受けた私は、3巻と4巻をまとめて買うことにした。
そしてもうひとつ、どうしても書いておかなければならないこと。「終章」である。
原作の書き方は漫画としては分かりにくいだろう、と予想していたため、”オリキャラの少年の言葉で幕を閉じる”この終わり方に感涙した。
原作のほとんどを変更・削除して終章まで無かったことにした映画とはえらい違いだ。
だからこそ、読切を2本収録したことが残念でならない。
原作は大ヒット作で、それを原作の一部設定を付け足し・変更して、完成度を原作以上のLvにしたと思う。それだけにとある飛行士への追憶以外の要素を入れた判断は☆−1せざるをえない。
ページ数が余るから仕方ないのかもしれないが、だったら3巻を途中でぶった切って14話か15話あたりを4巻に持ってくるべきだった。あるいは物語のその後とか番外編とか。
新人だから仕方ないのかな・・・
それ以外は十二分に楽しませてもらった。絵柄も嫌いではないので、次はオリジナルの新作が楽しみ♪