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最も参考になったカスタマーレビュー
14 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
単行本の方がおすすめ,
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レビュー対象商品: とある飛空士への追憶 (単行本)
ネタバレは避けたいので詳しく書きませんが、単行本は中が少し違います。加筆されています。この加筆部分のために、私は単行本の方を強くおすすめします。 また単行本には本文中に1枚もイラストがありません。表紙も美しい物になっています。 この点も私には非常にポイントが高かったです。 ライトノベルと呼ばれる分野の表紙、また本文中に出てくるイラストに 気恥ずかしさを感じて手に取らないでいる人には是非これを手にとって下さい。 SFが好きな人、飛行機物が好きな人には少し?な部分も出てくるかもしれませんが 物語の美しさは秀逸だと思います。「夏への扉」とは異なる素晴らしい読後感がありました。
107 人中、93人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
手に汗握る空戦,
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レビュー対象商品: とある飛空士への追憶 (ガガガ文庫 い) (文庫)
混血で疎外されていた飛空士が、その腕を買われて一国の命運の鍵を握る任務を受ける。それは、敵包囲網をかいくぐりながら皇女を無事本国に連れ帰る、というものだった。 ストーリー展開はこの通りでほぼ一本道といっていいでしょう。身分違いの恋を育んでいく二人が主体となっていて、気持ちいいぐらいシンプルにまとまっています。 熱く感じたのが、全行程1万2千キロに及ぶフライト中に繰り広げられた空戦シーンです。多勢に無勢、性能でも劣る絶対的不利な状況でひたすら逃げ惑う主人公。撃墜寸前まで追いつめられること数度、まさしくシューティングゲームで味わったようなスリル感がここにあります。ラスト手前での一対一は読み応え充分で、オチが読めていてもハラハラドキドキでした。 また、お互いの身分ゆえになかなか正直に歩み寄れない二人をもどかしく思うのも一興でしょう。実直で不器用な主人公にはすんなり感情移入でき、葛藤する場面も上手く描かれてます。 このレーベルが創刊されて以来、一、二を争う作品だと思います。
78 人中、67人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
新次元ではなく古典のような傑作,
By tackman (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: とある飛空士への追憶 (ガガガ文庫 い) (文庫)
オビは「物語の新次元がここにある!!!」とかアオってますが、これは虚偽広告でしょう。本作品は「古典的な」「王道の」「ノスタルジックな」『傑作』です。「古典的な」というのはテーマがズバリそのまんま身分違いの恋、だからです。このジャンルがいかに古くて良い意味で「枯れている」かは今更説明不要だと思います。本作品は身分違いの恋という枯れたテーマの押さえるべき要素を完璧に押さえた話の展開になっています。 「王道の」というのは「恋と空戦の物語」という謳い文句の通り、恋愛要素とバトル要素を適切な配分でブレンドしてあるからです。 「ノスタルジックな」というのは、昔の話、だけども古代や神話の時代の如く離れすぎてもいな時代が舞台で、なおかつ現代日本からは失われたものを感じ取れる世界だからです。作品中の技術水準は基本的にレシプロ単葉機が戦場の空を支配する第二次世界大戦レベルで、敵国役は戦前戦中の日本(の光の部分)がモデルとなっています(地理は完全にファンタジー世界ですが)。作品中の2国家はいずれも「帝政」を敷いていることになっていますが、帝政というもの自体もノルタルジーの対象でしょう。 『傑作』だというのは、上記の要素はそれぞれいかにもベタなものであるにも関わらず、完璧なまでに洗練されたストーリー・プロット・言葉で表現されているため全く飽きさせないということです。主人公とヒロインが互いに思いを寄せ合うようになる過程は過不足なく描かれており、ほぼ全ての読者は納得できるようになっています。また、主人公の人格は極めて温厚誠実に出来ており感情移入は容易でしょう。空戦の記述は空のことなど何も知らない読者が読んでも情景をはっきりと想像できるように、主人公の思考の軌跡と共に丁寧に書かれています。多勢の敵に挑む主人公とヒロインという図式はともすれば敵役を悪役に貶めがちですが、敵国は日本がモデルであることと筆者の中立的な筆致があいまって敵であっても悪ではないように感じられる仕掛けとなっています。 ライトノベルはシリーズものだと何巻もあって手を出しにくいことが多いですが、本作品は1冊で完全に始めから終わりまできれいにまとまっているためその点そこまで負担にならずに読めます。タイトルからして主人公に死亡フラグがビンビンに立っていますが、結末が気になる方は是非本書を読んでみてください。快い読後感が残る作品です。
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レビューにネタバレはありません。 2011年8月頃に発売となった単行本を購入しました。... 続きを読む
投稿日: 2か月前 投稿者: hisa
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