全編バトルシーン。すげー上手いよ、冬川基さん。
小説15巻ぐらいで出てくる学園都市の闇に関係する「アイテム」の登場が面白い。
途中の表紙の絵に一瞬、浜面の背中があるシーンは、涙がぐっと・・・。小説を読んでない人には関係なく面白いバトルシーンだが、オリジナルに繋がる数々の描写やセリフがあるので、「知っている」人はより、ぐっと来るものが多い。ブレンダの滝壷にいう「いつか居場所ができるといいね」というシーンでは、ううっ、、、涙が(苦笑)。
やっぱりスピンアウトのコミカライズって、どれだけ本編で「描かれなかったものを埋める=違う角度で描く」か、オリジナルをやれるか?ってのが、一番観ている側の面白さに直結する部分だと思う。だから、レベル5の麦野を擁する「アイテム」とのガチバトルはめちゃおもしろかったー(これって、、、原作になかったよね?あったけか?)。特にね、御坂って勝ち組の代名詞のような「なんでもできちゃう子」として特にアニメでも描かれており(佐天さんとの比較が構造に見えるので)、その御坂が「かなうはずもない上位の壁」に打ちのめされるというシーンの連続、追い詰められて狂気に走っていく様は、うーん、S的な心をめちゃめちゃ刺激して、えがったー(爆)。特に、ここでの彼女の絶望と苦しみがでかいほど、レベル0でもそれを挑戦する禁書の主人公に出会った時に反動が大きくなる(=好きになっちゃう)のがわかっているだけに、気持ちよくS的な気持ちで見れます(笑)。
ちなみに、最後のシーンは、時系列的には、近木野さんの禁書のコミカライズの4巻につながるシーンですね。これ、どうするんですかね?。そのまま同じのを書いちゃうのも、芸がないし。かといって、冬川基さんの作画や構成力って、ものすっげぇーうまいし、レールガンの方がスピンアウトだけに、禁書の本編で抱えれなかった角度のものが多く書かれるので、こっちの方がかなり面白いですよねーはっきりいって。本編のコミカライズは、面白いし良くできていると思うけれども「コミカライズ」を超えられない宿命があるものねー。オリジナルの視点が入りづらいから。ほんとうは、どっちも鎌池さんが原作としてデカデカと出ているんだから、いろいろエピソード盛り込んだらいいのにーとか思う部分もあるけれども、、、、本編は初心者には多少わからなくても「進んでなんぼ」という部分もあるしなー。。。原作の小説は20巻近く軽くあるわけだし、いまの時点で。なかなか悩ましいねー。
ただ、冬川基さん、さすがです。物凄く面白かった。どれくらい鎌池さんの案が入っているかはわからないが、自分でストーリを構築したとしたら超凄いし、仮に脚本があったとして、ここまで躍動的で素晴らしい漫画にできるとしたらそれも素晴らしい。まぁこの実力があってこそ、レールガンのコミカライズが成功しているんだろうけどねー。