自分がなんだかだめだめで浮き上がることが出来なくて、
しくしく、くよくよしていて。
そんな時にこの本を手に取りました。
貂々さん「ツレウツ」からずっと応援していました。
これも、面白かったです。
私はご本人の妊娠・出産よりも面白かったなあ。
妊娠は「自分はあんまり望んでないし」みたいな
斜に構えた感じだったからかもしません。
が、こちらは中学校くらいからずっと「どこにもなじめない」
「どこにも居場所がない」自分との格闘、
「フツー」を求める親、「フツー」が分からない子ども、
自分の実力を素直に認められず、いつもひねくれて、
変に解釈して、落ち込んで・・・。
そこから現在に至るまでの貂々さんの軌跡が描かれています。
ご自分がうつうつ、くよくよ、引きこもりのような日々を送っていたのに、
ある日、だんなさんがウツになってしまう。
日々、どんよりしていて、真昼間でも暗い部屋。
そこで自分も一緒にどんよりしつつも「ああ、私もこんなんだったけど
ツレはよく慰めたり、励ましたりしてくれたなあ」というところに
なんだかじんわり、心が温かくなりました。
十牛禅図の絵を交えながら、貂々さんの半自叙伝みたいになっていて、
さらっと読めるけど、なんだかすがすがしい気分になれました。
よかったね、貂々さん。
読み終わって、そう思いました。