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てつがくを着て、まちを歩こう―ファッション考現学 (ちくま学芸文庫)
 
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てつがくを着て、まちを歩こう―ファッション考現学 (ちくま学芸文庫) [文庫]

鷲田 清一
5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

ケータイ電話が日常のコミュニケーションの主流となり、現実とヴァーチャルな世界との境界がかぎりなく曖昧なものになりつつある今日、ファッション、モードの世界はかつての規範から解きはなたれた人びとの思い思いの「てつがく」の交響の場となっている。目まぐるしく変遷するモードの世界に、変わることのない肯定的眼差しを送りつづけてきた著者のしなやかなファッション考現学。

内容(「MARC」データベースより)

アカデミックで、かつポップで。さあ、てつがく者と一緒に、ファッションの謎の王国を闊歩しよう。『朝日新聞』『毎日新聞』『日本経済新聞』ほかの連載をまとめた、ファッション批評。〈ソフトカバー〉 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 284ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2006/06)
  • ISBN-10: 448008987X
  • ISBN-13: 978-4480089878
  • 発売日: 2006/06
  • 商品の寸法: 14.6 x 10.4 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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12 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 哲学する河童 トップ500レビュアー
形式:文庫
副題に「ファッション考現学」とあるように、
ファッションと哲学の関係、というかファッションの哲学、というか何と言うか・・・
『じぶん・・この不思議な存在』と『モードの帝国』を足して2で割って、後者寄りにした感じ(笑)鷲田さんの本なので、面白いことには間違いない。

普段生活してて、
ファッションって何??オシャレって何??って考える人多いと思う。
周りと全く同じカッコは嫌。
周りと全く違うカッコも嫌、とか。
それを、哲学の視点から考えていく本。

で、そのファッションだのオシャレだのっていうのは、「じぶん」を表現するものであるから、「じぶん」つまりアイデンティティの問題とも関わってくる。

オシャレに興味があるなら楽しく読めるはず。
ただ、この人は山本耀司と川久保玲びいきなので、ヨウジヤマモト・コムデギャルソンなんかが嫌いな人にはどうでしょう(笑)

「おしゃれというのは、自分を着飾るということではない。むしろそれを見る人への気配り、思いやりだと考えると、服を選ぶときのセンスは変わってくる。つまり、他人の視線をデコレートするという発想をどこかに取り入れること、つまりそういうホスピタリティが、ファッションでいちばん大切な要素なのではないかと思う。」

そういうこと、らしい。
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22 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
相変わらずの鷲田節でこの人の著作になじんだ人ならば安心して(というのも変かもしれませんが)読める本です。
ですが重大な間違いがひとつ。

85ページ、「戦争とファッション」ですが、筆者は「迷彩が登場したのはベトナム戦争のころ」と書いていますが実際はゲリラ戦という言葉が誕生するより以前、ベトナム戦争よりもはるかに前の第一次大戦当時です(当初は飛行機のみ)。
兵士用の迷彩装備が出始めたのもイタリアがテントに迷彩をいれた1929年を最初とし、第二次大戦ではドイツ軍においてはかなり一般化されていました。

また、ファッションと戦争が深く関わったのも何もベトナム戦争が最初ではありません。
41年あたりからのシアーズのカタログには、ミリタリー・ルックの実用的で布を制限した女性用テイラードスーツがよく出てきます。

モードに詳しい著者がこれらの事実を知らないはずは無いと思うので、おそらくは(ベトナム反戦とからめて?)自分の主張に都合のいいような証拠だけもってこようとしたのだと思いますが、これでは他の主張まで怪しくなってきますので今後はやめてほしいですね。

本当は★ひとつでも良いと考えましたが、「最後のモード」とルドフスキーの本でファッションに目覚めた人間としてはその恩を考え★ふたつにしておきます。
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