カバー画のイメージと本文とは一見、印象が異なって写るかもしれない。
でも読み進めていくうちに、鶴田部長のもつ可愛らしさが本質として同一であるところから、発信しているのを感じてしまう。
作画は新人ゆえのつたなさと冒険的試みを持ってして、人物の表情がとても豊かで、それがまた素っ頓狂な部長の妄想を微笑ましくドラマに融和できていると思う。昨今はエロイ妄想とくれば、度を越した読者サービスに傾斜しがちで陳腐なお約束と化してしまっているけれど、本作はウブな高校生としての微笑ましさを維持しているところが魅力に繋がっている。
キャラクターの配置も嫌味がなく、保健室の先生とのやり取りは作者の定石としてのお約束を押さえているところも、センスがうかがえる。ただ、高校1年の男子がこんなにオトナかなぁと思うけれど、それは言わない約束なのか。
たぶんこれからどんどん成長していく作者であり鶴田部長であろう。この先が楽しみ。
ということで期待をこめて星4つ。