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つながる読書術 (講談社現代新書)
 
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つながる読書術 (講談社現代新書) [新書]

日垣 隆
5つ星のうち 3.2  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 798 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容説明

読書で得た知識を自分のネタに変換する方法とは? 
つまらない本を損切りするコツとは? 
なぜ今こそ読書会なのか? 
電子書籍で読書は変わるか? 
──プロフェッショナルが惜しまず明かす、本の読み方、伝え方の秘訣。

内容(「BOOK」データベースより)

プロフェッショナルがすべて公開。生きることに役立つ本の読み方、伝え方。

登録情報

  • 新書: 264ページ
  • 出版社: 講談社 (2011/11/18)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062881330
  • ISBN-13: 978-4062881333
  • 発売日: 2011/11/18
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.2  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
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181 人中、149人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 懸垂百回 トップ500レビュアー
読書術の本。この種の本は沢山出ていて,古典的著作としては,

・『本を読む本

がある。結論から言えば,本書は『本を読む本』の足元にも及ばない。

冒頭からして既に冗長である。書店でこの部分を立ち読みした人は買わないだろう。勉強不足の学生が無い知恵を絞って書いた,議論が全く進展しないレポートを読まされているような気分である。

文章もお粗末で,分かりにくい。以下はその例。

(p.124)他人に依存しない時間をとっておくということ。これは,深く考えるために必要な時間であり,空間です。【指示語は何を指すのか?】
(p.143)すぐれた着想を得ることと,記憶したはずなのにそれを忘れてしまうこととは,まったく別の脳の働きです。例えば,同窓会で何かの行事の思い出を語り合って,個人の記憶の違い(…)に驚いたことがあるでしょう。【例示が解説になっていない】
(p.230)海外のメルマガ配信を継続しているのは今のところ日本と中国などで,【日本も「海外」なの?「など」って何処?】

構成が破綻している本の例に洩れず,内容も薄っぺらい。論理的に書くことと論理的に話すことは「まったく別の能力」(p.129)であり,後者はレトリックと呼ばれる手法に基づくからプラトンやソクラテスを読むと良い(p.130)というのは一体どういう了見か。ソクラティック・メソッドとソフィストの詭弁術を混同しているところを見ると,著者がこれらの本を読んでいないのは一目瞭然である。

真偽不明の自慢話も,もはや哀れとしか言いようがない。自分が主催した読書会を,「『朝日新聞』もマネしてくれましたし,」(p.174)などとどうやったら思い込めるのか。朝日新聞の読書会とは,2009年4月から1年間,紙上で行われた「百年読書会」のことで,(書籍化)もされている。その巻末の「百年読書会が始まるまで」(pp.205-)を読んでも当然,日垣のヒの字も出てこない。

読書術に関する本書の主張について,少しだけ指摘。第1章では,本は正確に読むべしと書かれている一方で,第3章では「自分の土俵で本を読む」(pp.122-)とある。この両者の関係が明確ではない。後者が前者を包摂するというのであれば,それは前掲『本を読む本』での「点検読書」と「分析読書」の関係におおむね相当する(『本を読む本』p.26)。それなら良い。問題は,必ずしもそのようには読めないことである。仮に,正確に読むことと,自分の土俵で読む(執筆者の土俵で読まない)ことが「別の読み方」であるのならば論外である。言うまでもなく,正しい読み方が1つとは限らないからといって,あらゆる読み方が許されるというわけではない。著者の,専門書の誤読と曲解に基づいたいい加減な仕事を見てきた者としては,そんなことしても誰とも「つながり」ませんよ,と言っておきたい。

本書は4年がかりで完成したとのことだが(p.235),目新しいことも書かれていない単なるハウツー本を書くのに4年もかかる,というのはちょっと理解しがたい。そんなに忙しいわけでもないでしょ。しかも本書の一部は,過去の著作の使い回しで,付箋の使い方(pp.137-)やメモの取り方(p.142-)については,『知的ストレッチ入門』(新潮文庫。それぞれpp.46-,pp.98-)に同内容の記述がある。

ちなみに第4章で触れられている「読書会」については,『ダダ漏れ民主主義』の145〜171ページでも言及されているものの,両者の内容が微妙に異なる。『ダダ漏れ〜』では,

「私が読書会を流行らせよう,と思いついたのは15年ほど前のこと」(p.158)

とあるが,本書では,

「読書会なるものが世間にあるのは知っていましたが,そんなにいいものじゃないだろうと思い,『一人で読んだほうがよっぽど早い』と感じていました。〔中略。改行〕ところが齋藤孝『読書力』(岩波新書)を読んだ途端,考えがかなり変わりました」(p.170)

とある。『読書力』が世に出たのは9年前だ。「そんなにいいものじゃないだろうと思」っていた「読書会を流行らせよう」と思ってたのかい?

巻末にある,著者のおすすめ本リストは,「読まずに死ねない」(p.237)と銘打ってあるわりにチープだ。というのもその内容が,著者が約5年前に発表した,

 「14歳からの〈人生の教科書〉100冊」(文藝春秋2007年1月号,pp.316-)

と大きくカブっているから。子ども向けのおすすめ本を転用しているのである。ちなみに本書82〜92ページの文章も,上記記事のコピーだ。

※2011/12/18追記:レビューを編集し再投稿しました。その理由などについては,コメント欄(投稿日:2011/12/18)を参照願います。
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44 人中、36人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
三浦展が広告屋との共著(『情報病』)で★1つレビューを忌避していたのにはさほど驚かなかった評者も、かつてNPO方面の坊ちゃん嬢ちゃんたちを指して「『評価は他人がするものだ』という覚悟が欠落している」と言い当てた(「SAPIO」、後に『いい加減にしろよ(笑)』に収録)目垣が、自著への★1つレビューを「嫉妬」と見做しているのには、感慨を禁じ得ない。ということは、山形浩生さんは橋本五郎・サッセン・竹内実・室井尚・岩村充・薬師院仁志・今井高遠らに「嫉妬」しているわけですね。

かかる珍説を掲げる目垣が、評者はあながち嫌いではない。新進気鋭レビュアーの懸垂百回さんが看破したように、この人は「ただのジャーナリスト」であり、ジャーナリストは、着眼が良くフットワークが軽ければ、それなりの評価に値する。『敢闘言』(「週刊エコノミスト」の連載第一期分)などは、今なお1990年代日本の世相見本帳として読まれるべきだと評者は思っている。ドイツ語論文の話とか日本人は科学音痴だとか、最近の吹かしっぷりに繋がる萌芽が見え隠れするのも楽しい。力量を超えた仕事に進出(エア進出を含む)してボロを出さなければ良かったのだが。

本書についてはむしろ、版元の姿勢と力量が問われるのではないか。「まえがき」からして、カルチャーセンターの綴方教室でも通用しないような酷い文章が満載だ。「これまでは、『つながり』が職場や学校に限られていたり、想定しえなかったりするのだけれども、ネットを無視しては仕事が成り立たないように、読書の楽しみと実益が無限大に広がる時世の到来を意味しています。」だなんて、まともな校閲を経ているとは思えませんな。いいなぁ、お仕事がラクで、ということで、嫉妬の★1つ。

(2012/1/18長い補足)上で『敢闘言』に触れたのを契機に、同書(文春文庫)と、連載第二期の書籍化『急がば疑え!』を再読してみた。週刊経済誌でリアルタイムに読んでいた時にははっきり意識されなかったことが、2011年の諸騒動までを経て読み直すと幾つも見えてくる。目垣も、こういう気持ちで鎌田慧などを読み返したんだろうなぁ、と思う。一部Amazonレビューに噛みついた回(04/4/19)は、アーサーさんやトキワ荘さんにも是非お見せしたい。

第一期には、若書きの特権ともいうべき粗削りな勢いがあった。対象に向けた言葉もまずまず研ぎ澄まされていた。もちろん、字数の少なさを悪用した言いっぱなし、思わせぶりな表現の裏に、誤読を狙った詐欺的レトリックや、何より悲しむべきは多くの虚言が埋め込まれていることは、今になってみればよくわかる。それでも、評者による同書への概ねポジティブな評価は、大きくは揺るがない。年間約50本、6年で約300本を書き継いでいって、質的なブレはさほど大きくない(さすがに終盤だれてきているが、それを避けようとする苦闘の痕跡が見え、通期でみればまさしく敢闘というべき水準)。取材や論証はこけおどしが効いても、テーマ選定は才能が要る。着眼が良ければ相応に評価したい、という気持ちは変わらない。連載中で、完全な失敗作と評者が断じておきたいのは、クレジットカードについて頻々と論じる割に与信の概念が全く分かっていないのではないかと思わせる1本(94/7/5)だけ。微生物絡みの「迂闊なコラム」(94/10/11)はご愛嬌な気もするし、もとより読み手の判断力で対応すべき事柄だ。他愛のない文章(97/7/8など)も、清涼剤とは言わぬまでも、分量的に過多になっていないのが救い。

世紀変わって第二期は、初回武富士ネタ(01/5/28)で先頭打者が一塁に出るのだが、その後の攻撃がチグハグだ。それも、ヒット性の当たりを好捕されたというようなものではなく、牽制死とか、ベース踏み忘れのようなことが起きる。別のところで、例えば天声人語クンなどに向けた矢が、そのまま目垣に帰ってきている感じだ。加えて、読み手を置き去りにして自分一人が面白がっているお寒い光景が、「天声人語」の物故者ネタよろしく、頻度を加速度的に上げてゆく(例えば02/10/14-21、そのようなメンタリティは『何でも買って野郎日誌』に結実する)。「酸化(O2)する」などという表記(05/2/14)は、科学番組のパーソナリティとしては、大変みっともない。この年は、飲み屋のテーブルオーダー端末(5/23)、Googleデスクトップ検索(7/4)、1,500円超の駅弁(7/25)、などを絶賛しているが、2012年の後知恵で申し訳ないけど、見通しがすんげえ悪いなあ。別の所で目垣がセカンドライフを称揚していたのも思い出す。リンデンドルでも直販本のオマケにつけますか先生。

一回当りの記述分量は少なくても、回数を重ねてゆくうちにその蓄積はひとつの体系となり、また他の著作とのクロスレファレンスにより、ちょっとしたことで過去の記述との不整合が生じてゆく。そこを目垣は舐めた。ドイツ語論文に親しみ、粗食の国・ドイツに住んでいたことのあるという目垣のアウトプットで、彼の地に滞在しなければどうしても書けなかったものは、見当たらない。教養課程での第二外国語が独語だったのだろう、という以上には読めない。滞在が事実なら無駄、あるいは無能であり、事実でなければジャーナリスト失格、ただの虚言野郎だ。神戸校門圧死事故について目垣の見解を承るドイツ人というのは、一体何者か。そのやりとりは独語で交わされたのか、英語か。海外渡航体験はそれなりにあるのだろうが、英語でまともに思考した経験がそれほど多くないことは、例えば『つながる読書術』における「フェチな」(p.165)とかの安易な使用をみればわかる。評者の勤め先にも、貿易の経験が長い割に英語が上達しないのがいるが、品詞に対する意識が弱いのが成長を妨げている。「フェティッシュ(な)」としなくても、日本語の文章において直ちに誤りとはいえない故に、校閲もスルーするのだろうが、実践経験に裏打ちされぬ断片知の安直なひけらかしはそう易々と通用しないと知っておれば、クーリエトラッキング番号も示さずに、米国に書籍を送りつけたと一方的にのたまう(Twitter)などという阿呆な真似はすまい。Y2K騒ぎ(99/3/23)を経てなお、6kが6千を指すのが、某巨大匿名掲示板のスラングだと思っている(04/12/27)あたりも、目垣における英語コミュニケーション量の絶対的不足を露呈して、ほほえましい。

乗り物関係即ち駅員、客室乗務員、タクシー運転手などを吊し上げる趣味のおっさんは大企業社畜などに多いが、目垣もそういう作法が大好きだ。90年代前半、JR東日本は会社としてハウスカードを浸透させていた時期なので、東北の田舎の駅員がクレジット処理に不慣れ(93/9/14)なのは、確かにいただけないが、まぁ仕方ないかという気もする。この回のコラムで目垣が振りかざしたのは、「グローバルスタンダード」だ。長距離列車の多く発着する駅で窓口が混みあう(04/6/28)のは日本に限ったことではなく、ドイツ各地のHbf、ロンドンやパリの主要駅、台北車站あたりも似たようなものだし、発車5分前に来た客が即座に切符を買えないからといって乗車証明など出さない。目的地までの有効な乗車券を予め所持せず乗り込むことは、日本でも建前上は規則違反(無人駅など運用上の例外は多い。乗越精算は、定期乗車券保有率の高さも手伝って、慣習的に行われているに過ぎない)、海外ではユーロスターなどを除けば改札はないからそのまま乗ればよいが、グローバルスタンダードでは直ちに不正乗車だ。

ちっとも言いにくくないことなのではっきり言っておくが、あなたの時代は10年以上前に終わっている。1分間の黙祷を捧げたい。フェイスブックとか、クレド(しばらく前に商業的に注目され始めた語だが、キリスト教圏でCredoとは重要な意味を持っており、幼児洗礼とはいえカトリックに親しんでいる割に認識が甘い)とかの閉じた世界に引き籠って、静かに博物館入りして頂きましょう。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
「読書術」というタイトルに負けてつい購入し、しかも全部読んでしまったが最後まで特に感銘を
受けることもなく、巻末の「読まずに死ねない厳選100冊」という大げさなタイトルの
リストも全然新鮮味のない本しか紹介されてなくがっかり。こんな本ならその辺の書店店員どころか
中学生でも紹介できるだろうがよ!「老人と海」とか「風の谷のナウシカ」とかホリエモン
の「10億稼ぐ方法」とか・・・。
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最近のカスタマーレビュー
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投稿日: 3か月前 投稿者: たかひゃん
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投稿日: 5か月前 投稿者: Bibliothekar
久しぶりのヒット
このところ、日垣隆さんの本はいまいちでしたが
久しぶりに面白くて途中でやめるのが辛かった。... 続きを読む
投稿日: 6か月前 投稿者: チョコスッキー
読書好きなら絶対に読むべし
読書について記した新書はこれまで数えきれないほどある(たくさん読んだ)が、本書はその中でもかなり良質。... 続きを読む
投稿日: 6か月前 投稿者: たか
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