28歳男。
雑誌などで、ことあるごとに見かける「つげ義春」という名前。一体、どんな漫画家なのだろう、と代表作である「ねじ式」を手に取ってみた。
不思議、不思議、不思議。そして正体不明の魅力。こんなに説明できない作品が他にあるだろうか。う〜ん、困っちゃったな。
「まさかこんな所にメメクラゲがいるとは思わなかった」
というセリフから始まるこの作品。メメクラゲって何??そこからすでに分からないのだ。
そのメメクラゲに左腕をかまれ、主人公の青年は出血多量で死ぬかもしれないと医者を探しまわる。住宅地を走り抜ける汽車、目医者ばかりの街角。そしてようやくたどり着いた産婦人科医で・・・。これはもう、「つげ義春の世界」としか表現できない。
結局、その世界に引きずり込まれた自分は、ちくま文庫から出ている『つげ義春コレクション』を全巻買ってしまった。