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38 人中、32人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
対談の歯切れが良いこと,
By 柳野 健 (千葉県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: つくられた「環境問題」―NHKの環境報道に騙されるな! (WAC BUNKO) (単行本)
大変興味深い本です。
通説や常識には、対する根拠があっても反論することは遠慮しがちになるものですが、対談の歯切れが良いこと! 日下さんが通産省に公害設備向け融資制度を提案して受け入れられた話はすばらしい貢献であったと同時に、官庁がちゃんと「聞く耳」を持っていた。その柔軟さが日本の発展に貢献したのではないかと推察されます。武田さんのダイオキシンの話は、動物実験と人体への影響の違いに気づかされます。植物がなぜ歩かないかのエネルギー論も面白いし、温暖化すると南極の氷はできやすくなるから世界の海水面が1mも上昇することはない説も合理性のある説明です。 CO2については、日本は1970年の石油ショック以来15年かけて省エネ技術を進化させてきて、排出量をものすごく絞っていた。なのに、1997年の京都議定書で1990年を基準とする削減評価のような批准をしたことを慨嘆されていますが、もっともです。国際会議の期間中に、各国の人々に「日本は全力で省エネやってきて、ぞうきんを絞りきった状態だ。某国は排出物を出しっぱなしだ。この状態を出発点にして、これからいくら削減するかを決めるなんておかしいだろ。ねぇそうだろう」と非公式な飲み会などで訴えまくることをやるべきだった。日本の官僚は、CO2という一元的な尺度にひれ伏している気がします。もし、CO2を全世界が25%削減したら昔の緑豊かな地球に戻るかといえば、「覆水盆に還らず」。砂漠になった地域や伐採尽くした熱帯雨林が、その程度で回復しないでしょう。もっと多元的な観点を必要としていると思われます。 武田さんの「やっぱり全体が良くならないと、企業の業績もよくならない」「とにかく国内に工場をつくってください」には、心ある人は同感するでしょう。
66 人中、54人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
No problem なお二人の対談,
By ピラニア君 (アマゾン河流域) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: つくられた「環境問題」―NHKの環境報道に騙されるな! (WAC BUNKO) (単行本)
日下公人、武田邦彦両氏の対談本です。お二人の立場は明確で、
・日本は公害問題なんか、もうとっくに解決しちゃったよ〜 ・地球温暖化なんて、そんな未来のことなんか知らないよ〜 という感じです。 武田氏は「二酸化炭素は今の五倍ぐらいあった方が良い」とか言ってのりのりです。 日下氏は、ひそかに対談の名手のようで、横からどんどん煽っています。 新聞・テレビでは見ることができない組み合わせであり、 環境問題なんて、なんか怪しいな〜と思っている人にはお薦めです。
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0
適当なことばかり言う武田教授,
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レビュー対象商品: つくられた「環境問題」―NHKの環境報道に騙されるな! (WAC BUNKO) (単行本)
この本の193ページで武田氏はつぎのように述べており、武田教授はもともと原発推進派であったことがわかる。
『ほんとうのことを言えば、原子力はエネルギーの中でももっとも安全です。私は実績主義ですが、五十年間、原子炉を動かしてきたという実績から言えることです。原子力は何の危険性もない。いまは、それを言っても無駄だから言わないだけのことです。それで、これからの問題は、多くの人たちがそのことを認知するのにどういうプロセスが必要か、ということです。あと百年も原子炉を動かしていたら、自然と安全だということがわかります』 百年も待たずして、武田氏の言っていたことは間違っていたことが証明されたわけだが、自身のブログで、平成23年4月29日に、武田教授は「反原発」に鞍替えしたことを宣言している。 この発言を、「素直に間違いを認めた」と好意的に解釈する人もいるようだが、私としては、3.11の前も後も、深く考えずに適当に発言しているのだな、と解釈している。 武田教授は別の著書「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」(洋泉社 (2007/02))で、データを捏造したとして非難されたこともある。
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