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最も参考になったカスタマーレビュー
52 人中、37人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0
天才…?,
By カスタマー
レビュー対象商品: ちーちゃんは悠久の向こう (新風舎文庫) (文庫)
最後まで読んで正直に旨いと思った。読者を読み込ませる文体に脱帽。 文章には流れがあり、作者はその流れを生み出すのが旨い。 が、如何せんストーリーがつまらない。 巻末の解説で、ライトノベルと、俗にセカイ系と称される作品群を散々罵倒した(そう解釈されても仕方が無い)文章が載っている。挙句の果てに解説者曰く、作者が目指すものや本書はライトノベルではなく、「ぶんがく」なのだそうだ。 さらにキャラクターも破綻している気がする。ちーちゃんの性格ならば、幽霊を見なくなる方法がまだどこかにあるはずだと最後まで諦めないと思うのだ。しかしその展開や可能性をご都合主義で早々にぶった斬り、全てはもう遅すぎた、神様は性悪だ、などとほざくモンちゃん。 昔から本が好きで長い間様々な小説を読んできた私にとって、この程度の作者を天才だ革命児だとヨイショしてホイホイ宣伝している事自体が何やら馬鹿にされてるようで非常に腹立たしく許せない。 本来の評価は☆1つだが、作者はまだ若く将来性があるのでオマケで2つという事で。
5つ星のうち 3.0
五年越しに初読みです。,
By 黒崎清悟 (ヒガシムラヤマシ在住) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ちーちゃんは悠久の向こう (角川文庫) (文庫)
読みやすかったです。デビュー当時からこの読ませ方をしてたのかとびっくりです。 受賞当時名前は知っていました。でも作品はひとっつも手に取らなかったです。 角川文庫から出ているのを知り、衝動買いです。 キャラクタの根本もしくは原因がちっとも分からなかったですね。 オカルト好きの原因や虐待の理由。 こういう設定なんだ、とはいえ一文くらい足すべきでは?と思いました。 ラスト、飲み込めなかったんですが。 意味が分からない。説明されないと分からないラストの書き方もどうかと。 ジャケットは元版元の方が良かったです。
5つ星のうち 4.0
新風舎は悠久の向こう,
By
レビュー対象商品: ちーちゃんは悠久の向こう (新風舎文庫) (文庫)
『ちーちゃんは悠久の向こう』です。『幽霊好きの幼馴染・ちーちゃんに振り回されながらも、「僕」の平穏な日常はいつまでも続くはずだった。疑いもしなかった「変わるはずがない日常」が音を立てて崩れ落ちていくさま、それをただ見続けるしかない恐怖を描いた、新感覚のジュブナイル・ホラー。世紀末の退廃と新世紀の浮遊感を内包した新時代作家・日日日(あきら)、堂々デビュー。』 日日日の数ある受賞作の内の一つです。ホラー、というほど恐怖があるわけではありませんが、ちょっと不気味なミステリーといった感じです。 表紙はともかく本文にイラストは付いていません。が、キャラ的にも設定的にも、一般文芸というよりはズバリ、ライトノベルです。 内容的には、普通に上手い、という感じ。複数受賞の大型新人高校生、という過度に期待した目で見ると肩透かしになりそうですが、確かに下手ではありません。 冒頭からいきなり虐待設定が出てきて唖然、というところなど、欠点も挙げればいくらでもあるのでしょうけど、それなりにしっかりした文体での語りで世界観を楽しむことは充分にできます。既存作品とのかぶりも多少指摘されているようですが、それほど気にしなくてもいいと思います。それを言うなら、世のライトノベルは劣化ハルヒ作品ばかりですし。 ラストも、ちょっと唐突に伏線を強引に束ねてしまっていて「えっ」と一瞬思ってしまいましたが、これはこれでいいのだと思います。 作中にも作者の持つテーマが盛り込まれているようですし、そういう意味では『狂乱家族日記』とか『蟲と眼球とテディベア』のような他の受賞作と深い根っこの部分で共通していて、日日日の個性が出ている、といっていいのだと思います。 狂乱や蟲のような続編は無く、一冊でしっかり読み切れるのが良いです。ただし、出版社は既に倒産してしまっていますが。 評価は、普通に良かったので★4といったところです。
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