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が、如何せんストーリーがつまらない。
「原稿を埋めるのが旨い」が、イコール「純粋に文章力がある」「物語の本質が面白い」ではない。印象に残らないエピソードの羅列や、伏線放棄、ご都合主義のクライマックス。作品としての完成度は決して高くない。
巻末の解説で、ライトノベルと、俗にセカイ系と称される作品群を散々罵倒した(そう解釈されても仕方が無い)文章が載っている。挙句の果てに解説者曰く、作者が目指すものや本書はライトノベルではなく、「ぶんがく」なのだそうだ。
しかしこの小説はどう見ても明らかに文章力も構成力もライトノベルと同等かそれ以下である。さらに登場する少女は、学校と自宅の周辺ぐらいしか認知できてないようなセカチューにすら劣る圧倒的に狭い世界観の持ち主のくせして、やれ「日常に興味が無い」だの、やれ「自分は異世界の住人だ」などと、エヴァの某主人公もビックリなキチガイのセカイ系キャラクターだ。学校に来る前に精神科に行けよと声を大にして言いたい。
さらにキャラクターも破綻している気がする。ちーちゃんの性格ならば、幽霊を見なくなる方法がまだどこかにあるはずだと最後まで諦めないと思うのだ。しかしその展開や可能性をご都合主義で早々にぶった斬り、全てはもう遅すぎた、神様は性悪だ、などとほざくモンちゃん。
そういえばどっかの誰かがこういうシナリオの事を「あらかじめ決してうまくいかないことが約束されている恋愛にハマる心理ね……ははあ、」と罵っていたような。はて、あれは誰だったか(皮肉)
昔から本が好きで長い間様々な小説を読んできた私にとって、この程度の作者を天才だ革命児だとヨイショしてホイホイ宣伝している事自体が何やら馬鹿にされてるようで非常に腹立たしく許せない。
もっと素晴らしい作品はたくさんある。ハッキリ言ってこんなんで簡単に革命されてしまうものなら日本文庫はもう終焉だ。
本来の評価は☆1つだが、作者はまだ若く将来性があるのでオマケで2つという事で。
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