鎌田實先生はテレビ、ラジオでも売れっ子で超有名ですので紹介するまでもないのですが、1974年東京医科歯科大卒の今年61歳。諏訪中央病院名誉院長をお勤めでございます。
「ちょいコレ」
鎌田先生は「コレステロール神話」を鋭く指弾されておられます。コレステロールを余りに悪く言う風潮を疑問に思った先生はわざわざ、富山の浜崎教授を訪ねておられます。そう、日本脂質栄養学会理事長のあの浜崎智仁先生でございます(166p〜180p)。特に167pには浜崎教授と鎌田先生のツーショット写真まで登場します。
「ニコニコ」
先生も笑いを大切にしておられます。日本笑い学会会員の小生としては実に嬉しいのでございます。
「いのちとユーモア」ってご本まで書いておられる位でございます。
「7悪3善1コウモリ」
コレも素晴らしい。老化の原因。それは「フリーラジカル」だと。何とも素晴らしい。ミトコンドリアなんです、結局は。何でも直接、その道のトップの話を聞いてみないと気がすまない性分の先生は、今度は日本抗加齢医学会理事長の吉川敏一教授(京都府立医大)に会いに、京都まで出かけておられます(212p〜232p)。215pには吉川教授と鎌田先生のツーショット写真でございます。吉川教授は現在、日本経済新聞夕刊(金曜日)にアンチエイジングについてのコラムを連載中である事は皆様もご存知の事かと思います。
本著が良著である事は間違いございません。但し、唯一の難点は、カロリーに囚われておられる処でございます。
「食事は腹8分目までにする。カロリー過剰を防ぐため。カロリー制限はさまざまな動物が長寿になることが、実験から証明されている。」
鎌田先生ほどの偉い先生でも、糖質ではなく、やっぱりカロリー。カロリー神話が如何にしぶといかがよく分かります。本質はカロリー制限ではなく、グルコース制限!!。先生が糖質の怖さに気付いておられない事は、「沖繩26ショック」の原因は肉食の増加としておられる事からも解ります。「沖繩26ショック」の原因は精製炭水化物の過剰摂取が早期から始まった事にございます。鎌田先生ほどの偉い先生でも惑わされるところが、糖質二十面相たる所以でございます。
ここらが惜しいので星は4つでございます。