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すごくはしょっていうと、敬語っていうのは、距離を作ったりなくしたりするものだ、ということが書いてある。その通りだと思う。心理的距離の遠い上司・先生には、尊敬語・謙譲語を使う。敬語でない言葉=タメ口は、心理的距離の短い、仲のいい間柄で使われる。また、同時にそれは、「ひとりごと」の言葉でもある。距離ゼロの言葉だ。
「タメ口は、『ひとりごとの言葉』でもあるのですから、そんなに親しくない人相手にタメ口を使ったら、『声に出してひとりごとを言っている」とおなじことになってしまうのです」という説明がいけている。ときどきタメ口を聞いたときに感じる違和感は、これだったのかもしれない。
「ちゃんと話すこと」を知るためには、敬語の使い方を知るよりも、敬語がどういうものなのかを知ることの方が重要だと思う。そういう本だ。十代前半の読者を念頭に置いているらしいけど、十代に独占させておくにはもったいないと思う。
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