締め切り間際に逃げだす父に代わって原稿用紙に向かう中学生 平原歩未とその家族の
楽しくも、愛おしい話の第二巻です。
今回は、歩未の人間性をよりリアルに描いています。やさぐれたり、恋愛と仕事との葛藤に悩んだり、
空ちゃんのことを心配したり、漫画家道の奥深さに触れて自分の絵描きとしての未熟さを知ったり、
第一巻では見られなかった、リアルな面が描かれています。
相変わらず、線を極端に省いたり、かなり激しい動きのデフォルメが見られるところは
むしろ話が暗くならないために計算されてのことだと思って読んでいます。
そして最後一歩踏み込んだ話があります。(見てからのお楽しみ)
読後感としては、本当に人の温もりが感じられる漫画だとつくづく思います。
嫌な人とかが出てこないところや、悲劇、深刻な葛藤等、怪獣の家で見られたような
暗い面が限りなく排除された明るく健全な話が、今後どのように進行するのかに
注目しています。