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決して当時はコピーなどに注意を払っていなかった人でも、そのコピーを見ると、当時の情景を思い出してしまう。懐メロを聞いたような気にさせてくれます。時の洗礼を受けても、色あせずにピカピカに輝いているナンパ師達のお披露目会。
というのも、注釈がほとんどありません。ほとんどは、依頼企業名と作者のみです。このコピーのバックにはどんな絵があったのか、ボディコピーはどんな風だったか、なぜこのコピーが受けたのか、その時代背景は・・・・など、全く書いてありません。ただただ、キャッチコピーがノンビジュアルで「ドーン」と居座っているのみで、その広告がどんな意味のものであったか知らない世代には、全く言葉が響いてこないこともしばしばです。
広告のキャッチコピーというものは、企業や商品の主張や情報を、いかにおもしろい(笑える、という意味ではありません。念のため)やり方で伝えてくるか、ということを考えてこそ、その素晴らしさ、おもしろさが判理解できるものです。
そう考えると、この傑作選は、ああ、あんなコピーがあったなあ、とか、この言葉はおもしろいなあ、とか、そんな楽しみ方しかできないものだと言えます。私はこれらのコピーについて、そんな楽しみ方はできない年代なので、評価はニュートラルな☆三つにしておきます。
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