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ちぐはぐな身体―ファッションって何? (ちくま文庫)
 
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ちぐはぐな身体―ファッションって何? (ちくま文庫) [文庫]

鷲田 清一
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

ピアスや刺青をすることの意味とは?コムデギャルソンやヨウジヤマモト等のファッションが問いかけているものは?そもそも人は何のために服で体を隠すのか?隠すべきものの実体は?若い人々に哲学の教授が身体論をわかりやすく説いた名著、ついに文庫化!「制服を着崩すところからファッションは始まる」。

内容(「MARC」データベースより)

外すこと、ずらすこと、くずすこと。ファッションはだらしなく着くずすことから始まる…服を着るとはどういうことなのか。ファッションとは何か、若者にむけて、わかりやすく語ったファッション論。〈ソフトカバー〉* --このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 185ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2005/01)
  • ISBN-10: 4480420428
  • ISBN-13: 978-4480420428
  • 発売日: 2005/01
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.4 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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27 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 「ファッションはいつも愉しいが、ときどき、それが涙に見えることがある。」(文庫版あとがきより)―こういう言葉をいったいどういう哲学の学者の書物に求めることができるだろうか。ファッションがひそめている人間の身体に関わる悲哀を、若い人々にもわかりやすく説いている点で類を求めがたい、いい本である。著者は同じようなテーマで他にもいくつか本を書いているが、マンネリをかんじさせないところはさすがである。こういう本を書くときでも、引用などから背後にある深い教養がうかがえるのだ。

 以前はプリマーブックスに入っていたものだが、文庫になって、より購入しやすくなった。自分に一番身近にありながら、同時にもっとも遠く感じる身体という「ちぐはぐ」なもの。この本はからだについての自己了解の書でもある。著者は目の前にいる若いカップルに向かって話をしているつもりで書いたと述べている。身体についての悩みを抱えやすい若い人にとくに薦めたい。

このレビューは参考になりましたか?
6 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 倒錯委員長 トップ500レビュアー
形式:文庫
鷲田清一といえば、現象学を援用した身体論を展開したメルロ・ポンティの研究者であるが、
80年代のニューアカの時期から女性誌などでファッション論を連載し、著作をなん作も出して
いるというエッセイストとしてのもう一つの顔がある。そんな著者のファッション論だ。

本書の利点は、何よりもほかの著者の本より読みやすくなっている、というところにある。とい
うのも、これまでの著者の本は、テーマが身体にしろファッションにしろ、お世辞にもわかりや
すいとはいえなかった。文体によるのか明確に議論を措定せずにつらつら綴るというスタイル
によるのか、読みづらかった。ただ今回は高校生のカップルが自分の話に耳を傾けているシー
ンを想像しながら書いたというだけあって、格段にわかりやすくなっている。

本書が立つのは、身体は思っているほど「自然」ではなく、我々は自分の身体を十分に見渡せ
ない以上、<像>(イメージ)としての身体観の上でしか生きざるを得ない、そういった視点だ。
だからこそ、潔癖な身体、スリムな身体という観念上の身体に実態の身体を無理に合わせよう
というときに、そこに「齟齬」が起こる。

また服は、自分にとって絶対的な外なのか?それとも自分にとって内の側面もあるのか?服と
は身体の拘束具なのか、自分が何者かであるということを気づかせ、自分を模るための道具で
もあるのではないか?そうやって読者の中で自明になっていた観念にもゆさぶりをかける。

そう、著者の著作はいつも、「答え」をださない。価値中立的、というよりも、どちらの価値にも入
り込み、往復する。両義的であり、ある意味でカオスなのだ。自明性のほこらの中に安住してい
た読者を外に引きずり出し、不安定で奇妙な浮遊感の中に、ふたたび読者を置き去りにする。そ
のプロセスは不安感をともなうにちがいないが、でもそこから、またなにかがはじまるのだ。
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16 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
流行の服を着るということは、
過去を捨て、未来のことも考慮に入れず、
まさに現在だけを考えるということ、なるほど納得です。
流行の服を追う事というのは、
今を生きるということでもあるし、刹那的でもあるんですね。
買い物中毒で悩んでいる人は、この本と『モードの迷宮』を読むと、
買い物中毒の自分を客観視して自己分析が出来るようになるので
冷静になれそうです。いい効果があると思う。
でも、買い物に熱狂している間は、この本にさえ気がつかないかもしれませんが。
この本を読むと、社会と服の関係も分かります。毎年の流行を、自分たちで
分析することも出来るようになって楽しいと思いますよ。
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