本日は2011年11月11日と1が連続する日。しかも21世紀で過去最長。
こんなことは一生で1度あるかないか。次の記録更新は100年後ですし。
そんな訳で1にちなんだ絵本として思い浮かんだのが本作。
1という文字の形をそのまま可愛らしくキャラクター化したり、
色面を活かしたグラフィカルな画面構成は、さすがポール・ランド。
1が加わることで2個の物は3に、3頭は4となり、4匹は5に、
5本は6に、というように足し算的に話しが進んでいきます。
ただし1は物でも動物でもないので、仲間になることはできません。
概念としての1と現物との対比が自然に表現されています。
1がもつ孤独感。でもそこから他人と自分。唯一無二の存在といった
ところへ導いていくところは巧いですね。
ラストはさらに飛躍。キャラクター化された数字がもうひとつ登場。
かくして十進法的なハッピーエンドを迎えるのである。
高度な内容が楽しく表現された絵本です。