一話がおよそ10ページ余りからなる、非4コマのちぃちゃん集です。
どの物語も面白く、料理が絡んだ、卓越したギャグが楽しめます。
「お花見弁当」の章では、ママが花見の場所取りをするのですが、
ビールを飲みながら、つい、ちぃちゃん特製の花見弁当を、一人で全部食べてしまいますが、どうなることやら。
「やきそば」の章では、ちぃちゃんとママがプールに行って、結局料理を作る事に、、、。
「よふかしメニュー」は、常連客達の、心のこもったオチが秀逸。
あるページの挿絵では、ママが一升瓶を枕に、ビール片手に昼寝しています。
ママは本当によく呑むのですが、ママにとっては、ちぃちゃんが、世界一可愛いのです。
そのちぃちゃんに、ある時はママが教育され、ある時は、ママがちぃちゃんをやり込めます。
最終部分の、たった2ページの、著者による後書きは、ある意味名文です。
酒と料理の素晴らしさが、つらつらと書き連ねられていて、これを読むだけでも、涎の洪水です。
こんな、ちぃちゃんとママの魅力が、ぎっしりと濃縮された本書。
4コマのシリーズとは、趣の違う味わいがあります。
ただ、あまり小学生らしくなく、あまりママらしくありません。
それでも、本質は、小学生とママなんですよね。
価値ある一冊です。